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きままな老鳥のさえずり
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きままなSunday毎日も6年が過ぎた。古希を経て本当の第二の人生か。この辺のことを少し書いてみようか。
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カワセミを撮る:レンズを考える

2018/06/24 10:46
 カワセミのダイブ、特に離水シーンを撮っている。魚を咥えながら水から飛び出してくる場面だ。失敗が多く中々うまく撮れない。きれいに撮った時に限って空振りで魚を咥えていないとか、クリアに撮れたのに背中見せているとか、顔が真っ黒とか、こういうのはまだ許せる範疇だ。
 ひどいのは、カワセミを追いかけられず、カワセミが画面からはみだしている時、もはや失敗以前の問題。一番多い失敗が、水滴に食われてカワセミにピントが合ってない画像、これを防ぐ技術はかなり難しそうで、まだ分からない。
<空振り>
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<背中>
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<顔真っ黒>
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 カワセミ撮りはクレー射撃と同じ。飛び行くクレーに正確に照準しない事には、銃弾は当たらない。カワセミも同じ。照準器で追いかけ、カワセミをAFゾーンに照準しない事には、いくらAFボタンを押してもカワセミにはピントが来ない。これこそ飛び回るカワセミに照準するという技の問題である。いくら機材が優秀でもAFゾーンに来ない事にはカワセミはフォーカスしない。

 今の池のカワセミが来る場所は10m、20m、40m、さらに奥の場所に分けられる。今の機材は、レンズが300mmF4.0x1.4テレコン(420mmf5.6)であり、カメラは超高画素数のD850。狙いは10mのダイブシーンだ。少し離れた20mの位置は光量があれば何とか撮れる(ここで、撮れるとか撮れないというのは、クロップしたときにA3ノビレベルにプリントできる解像が得られるかどうか)。これが40mになると、もう限界だ。 
 今の420mmf5.6では、目の前でない限り大きくトリミングすることになる。D850はトリミング耐性があり20m辺りまで何ら問題ない。
<10mの画像>
元画像を16%までトリミング
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<20mの画像>
元画像を13%にトリミング
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 40m先はどうだろうか。一番子を見たくて早朝出勤を始め、やっと雛が出た。雛たちの舞台は40m先の枝だった。遠いうえに早朝の逆光で日陰だ、一番難しい条件。ISOを稼ぐためにシャッタースピード(SS)を下げて撮ったのが以下(420mm、SS1/400、ISO1000、f5.6)。
<40mの画像>
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 かなり解像が落ちるが、それでもD850の高画素センサーのお陰でここまで見られる画像になっている。通常のフルサイズカメラやAPSC機では、ここまでは行かなかっただろう。

 同じシーンを、D850+600oF4で撮った写真を見せてもらったが、さすがに解像が違う。やっぱり600oにはかなわない。雛の目玉のキャッチライトや、木肌の質感が違うのだ。


 こうしてみると、カワセミ撮りにもっとも好適なレンズは何か、考えてしまう。今の420mmf5.6は、10mのダイブシーンを撮るにはベストに近いレンズだが、次の20mは限界の距離だ。さらに遠くの40mは、ブログレベルの画像しか撮れない(ただ、カワセミのダイブシーンをこの距離で撮りたいとは思わないが・・)。だからと言って、1.7テレコンや2.0テレコンを付けようとは思わない。止まり物にはよかろうが飛び物の場合AF速度が落ちるし、解像も落ちるはずだ。

 ニコンから新しく500mmF5.6(ゴウゴロウ)のPFレンズが出るとのニュースが出た。今は420mmf5.6で全く不自由を感じていない。ただ、シャープでクリアな画像を撮るには、長い焦点距離の引き寄せ効果が一番。そういう意味では、500oの単焦点レンズが、今の池には一番好適かもしれない。10mは無理なく撮れるだろうし、20mは普通に撮れるだろう。さらに40mは少々遠いが今より解像が上がるはずだ。という事を考えると、今の自分のポートフォリオには最適のレンズかもしれない。

 500mmf5.6と500mmf4の差はどうだろうか。レンズの明るさは、距離が遠い場合や光量の少ない曇りの時に差が出るだろう。またf4であれば、テレコン付ければ簡単に700mmレンズ、1000mmレンズに早変わりできる。f5.6との大きな差はこれだろう。

 ロクヨンのレンズはどうだろうか。600mmで10m先のダイブシーンを撮るのは(今の自分には)至難の業だ。すぐに画面からはみだすだろう。ただし、もし綺麗に撮ることが出来たら、素晴らしくキレの良い画像になるはずだ。好適な範囲は20〜40mではなかろうか。勿論、テレコンを付けてさらに遠くを撮れるのは当然だ。

 この辺りのレンズの好適具合を表にまとめた。異論は有ろうが、今の自分にはこのように見えるという事だ。
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 ニコンから新しくゴウゴロウが出たら、ぜひ使ってみたい気がする。恐らく重量は軽く、長さもかなり短いはずだ。価格はどうだろうか・・。何よりも、望遠レンズとしての性能がどうか、これが一番気にかかる。発売が楽しみでもある。





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カワセミを撮る:雛のデビュー

2018/06/02 17:34
 何時もの池に、やっと雛がデビューした。合計4羽。今、親が教育中で、恐らく1〜2週間で親離れする。可哀そうに、雛たちは旅に出なければならない。
 雛が居なくなると、親は次の2番子の準備だ。巣穴をほり、交尾し卵を産む。一か月半で雛がデビューする。このまま行けば、7月末か8月には雛が出てくるだろう。

 カワセミを撮るには時間と技と機材と根性が必要だ(と、以前書いた気がする)。時間と根性はたっぷりある。肝心なのは技と機材、それも高級機材だ。技は磨けば光る。スポーツと全く同じで、磨けば技は身についてくる。しかし技の奥は深く、一年半もカワセミを撮っているが、いまだに難しい。

 もう一つは高級機材。きれいに撮れるか、うまく撮れるかは機材の値段次第ということだ。これは間違いない。

 自分は高級機材は持ち合わせていない。カメラ(D850)は完ぺきだが、遠いポイントを撮るという意味ではレンズ(300mmf4)が中途半端だ。どうあがいても、これ以上は撮れないという限界がある。しかし、条件を限定すれば完ぺきだ。それは、カワセミまでの距離。離れたカワセミを撮るには、焦点距離の長い超望遠の大砲レンズが要る。自分のレンズでは500mm以上の大砲レンズでスパッと撮れる遠方は無理だ。従い、自分のテリトリーは距離20mまでと決めている。これ以内は完璧だ。

 所が雛が出たのは40mの木だった。無理して撮ったが証拠写真レベルでしかない。下に出した<雛のデビュー>がそれである。展示会はA3ノビに印刷するが、残念ながら、これは使えない。

<雛のデビュー>
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 その後、雛たちが近くに来てくれるようになった。何ともかわいいものである。

<モフモフの雛>
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<生まれた初めてのダイブ>
毛に油分が無く浮力が無くて、うまく飛び上がれず溺れそうに
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毛に油分が無いので、胸毛が濡れそぼる
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 本能であろうか、すぐ近くまで来て餌を獲る練習を始めた。毛の油分も出て来たようで、ダイブも申し分ない。ありがたい、しっかり撮ることが出来た。残念ながら、朝の逆光のため、顔が影になってしまうが、贅沢は言えない。
<雛のダイブ-1>
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<雛のダイブ-2>
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 展示会に出さないか、と誘われて始めた写真。風景は難しく野鳥に転身し、やがてカワセミ撮りメインに。今年の展示会では、カワセミの採餌シーン3点を出展した。さて来年はどうするか。難しい風景をまた始めてみるか。それともカワセミを撮り続けるか。カワセミは、今執着しているダイブシーンに限らず「美しいカワセミ」や「かわいいカワセミ」もいいテーマな気がする。いよいよ二番子の仕込みが始まったら、またじっくり考えてみよう。
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展示会が終わった

2018/05/03 10:42
 昨年に続く二度目の展示会が無事終了した。会期中は、一日を除き毎日会場に詰めた。見学に来た人は、通りがかりの人や招待者など240名ほど。

 油絵などでスタートした展示会も21回目。老齢化でメンバーが減り、我々若造に参加を求められ、今年はメンバーが4人も増え、総勢21名。絵画が減り、写真や陶芸・彫刻・版画等が増えてきた。時代の趨勢だろうか。

 3年前に誘われ、写真を出展する程度でよいなら、と安請け合いして入会した。サイズはA3と聞き、プリンターも買い、海外写真など選び印刷しようとしたら、どうもピンと来ない。印刷に堪えない代物ばかりなのだ。若い頃、一時期凝ったがデジタル一眼になってからはカメラ任せのオート設定、しかもJPEG撮りで、後の編集が効かない。
 過去の在庫から印刷するのをあきらめ、入会を一年延ばしてもらい、改めて写真を勉強することにした。
[昔の写真:モニュメントバレー]
色目を編集したいがコンデジのipegで無理、何より解像度が悪くA3に堪えない
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[昔の写真:大原三千院]
一眼レフD200を使い始めるが何故か中央の苔の解像が無い 三脚を使ってしっかり撮るべきだった
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 改めて写真を勉強することになって、カメラやレンズ等の機材の勉強、写真の撮り方の勉強などを始めた。最初は風景、古刹や花などを撮ったが、我が才能の無さに気が付き、しょんぼり。構図が難しいし、カメラ・レンズの設定技も半端だったし、撮った画像の編集知識もなかった。

[国東の古刹]
白飛び、黒つぶれ寸前 オートでなくマニュアルで撮るべきだが、その技術が無かった
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[福岡城址公園の桜]
三脚を使っているので、しっかり解像出ているが、f4.8を8くらいにすべきだった 何よりも観光客が居なくなる時間を選ぶべきだった まだまだ初心者
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 風景撮りはさらに勉強が必要と痛感。ただ、勉強して本当にうまく撮れるかどうか、疑問である。そこで、昨年は野鳥を撮り始め、やがてカワセミ一本になった。風景写真はアートだが、野鳥の写真はアートと言うよりスポーツだ、と思っている。何しろ動きの速い鳥は、カメラに収めることそのものが至難の業である。若い頃始めたゴルフにそっくりだ。飛行するカワセミが、最初のうちは全然撮れなかったが、しつこく練習する内にカメラに収まるようになってくる、まさしくスポーツなのだ。
[初めのころのカワセミ]
これは編集し直したもの 当初は上手く編集できず、カリカリにアンシャープマスクをかけていた D610+タムロン150-600で結構良く撮れている
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 最初は止まり物に始まり、やがて飛び物を撮り始めた。飛行するカワセミが撮れるようになると、今度はカワセミのダイブシーンだ。止まり木から餌を探し、一気に水中へ飛んで魚を咥え、水面浮上し飛び去る、この一連のシーン。中でも魚やザリガニを咥え、水面から浮上する離水シーンに拘っている。機材もD610から最新のD850に変え、レンズも単焦点300mmF4にした。機材により助けられ、うまく撮れるようにもなった。

 今年の展示会には、このダイブシーンを3点出した。止まり木から飛び出す瞬間、水面に突入する瞬間、水面から浮上し離水する瞬間の3点だ。サイズはA3ノビ。

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 今年の出展はそこそこの作品ではなかったろうか。見学に訪れる人はカワセミの素人が殆ど、そういう人たちから見れば、カワセミの採餌シーは驚きだろう。あんまり褒められると、ハタと困ってしまう。来年の展示会には何を出そうか、悩んでしまうのだ。

 展示会が終わて、これからは風景や花も撮りたいし、カワセミも続けたい。さてさて悩みは尽きない。
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カワセミを撮る:究極の五条件は難しい

2018/04/11 17:34
 毎日の様にカワセミのダイブシーンを撮っている。中々いいのが撮れないが、目指す究極は、カワセミの色、動き(ダイナミックス)、キャッチライト、魚のうろこと目玉、うるさくない背景、以上の五つを満足することだ。

 撮ったカワセミをサイトに投稿している。毎日一枚が目標だ。五条件を満足するものをアップしたいが、こんな写真が毎日撮れるはずが無い。以前は一週間に一枚くらいの割合で撮れたが、今は一か月に一枚撮れればいい方だろう。それほど腕が鈍ってきた。
<五条件を満足する写真>
最近の写真。水しぶきが無いが、五つの条件はほぼ満足している。
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 ではどうすればこういうのが撮れるか。十分な光量があって距離が近ければ、必ずきれいに撮れる筈だ。所がどっこい、以前は撮れていたが、最近は簡単ではなくなった。カメラに不自由はないし、レンズは単焦点で1.4テレコンを付けてはいるが十分だ。距離も近く光量もあるのに中々撮れない。一体どこに問題があるというのか。

原因1.心の問題
 カワセミが止まり木に来ると、水中の獲物を探す。獲物を見つけると直ぐに飛び込む。この瞬間に連写を始めるが、つい見逃して撮れないことが増えた。心と言うか、集中が足りないのだ。最近、目の前で採餌する回数が少なくなったために、精神集中が持続しなくなってしまった。心したいものだ。

原因2.カメラ設定の問題
 カワセミは左右正面、どこに来るか分からない。今の池は、左は順光、正面は横逆光、右手は完全な逆光状態になる。太陽光が強いと露出補正が必要で、左の場合はマイナス補正、右は強くプラス補正をしないと真っ白や真っ黒になってしまう。
 また、日の当たる場所はSSを上げ、暗い場所はSSを下げISOが高くならないように心がけている。所が日当たりのよいSSの設定1/4000などのままで日陰を撮り、画像が荒れてしまう事もある。本来なら1/800とかで撮ればきれいに撮れるはずだが。
 カワセミが出てくる回数が減ると、こういう設定も、つい忘れてしまう。これも心の問題の一つか・・。
原因3.純粋に腕の問題
 目玉がくっきりのシャープでクリアな画像を撮るには、カメラのAF機能をカワセミの頭に向けるべきだ。そもそも望遠レンズは被写界深度が浅く、カワセミの羽根も尾も背中もお腹も、全部にピントを合わせるのは不可能だ(相当距離があれば体全体にピントは合わせられるが、逆にピクセルが減って解像が落ちる)。
<遠距離で被写界深度におさまった例>
水浴びシーンだが、カワセミ全体にピントが合っている。しかし遠いので解像はよくない。
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 ダイブシーンは、水しぶきを避けカワセミの頭(目玉)にピントを合わせることが大事だ。その為にはAFのフォーカスポイントを中央一点に設定し、ダイブするカワセミの頭に照準するしかない。
 レンズの焦点距離やカワセミまでの距離にもよるが、今の池は目の前の止まり木の場合、カワセミの大きさはファインダーの縦幅の約1/4から1/8位の大きさに見える。カワセミは4頭身ほどのサイズだから、頭はファインダー縦幅の1/20ほどのサイズだ。高速で動くこんなに小さな体をファインダー中央に照準するには驚異の技が必要なのだ。しかし、そうしないと目玉くっきりの、キャッチライトが2つも入った画像は撮ることが出来ない。

 撮った写真のフォーカス位置を見ると、カワセミの位置が悉く中心から外れている。そうなるとカワセミは暈けてしまう。たまに画面中央に照準しているが、確かにしっかりピントが合っている。
<画面中央で捉える>
止まり木が邪魔したが、しっかりカワセミに照準できた。
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これをトリミングしても十分な解像度がある。
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 撮り手の意思にかかわらずカメラはファインダー中央にフォーカスするよう作られている。カワセミが中心から外れると、ピントが合うはずが無い。それをカバーするためにAFロック機能があるが、これはカワセミの様に被写体が小さくなおかつ動きが速すぎるものにはあまり効果が少ない気がするのだが・・。

 結局は正確にカワセミに照準する技術を磨くしかない。ゴルフと同じで、打ち込んでないと腕はどんどん鈍る。コツコツと数をこなすしかないという事だろうか。

追記:前に書いたブログと若干矛盾する内容だが、本質は変わらない。カメラやレンズなど機材には全く不満は無い。カワセミの出が悪くなり、撮影チャンスが激減し、緊張がゆるみ腕も鈍って来ただけの話(本当は、これが原因4.です)。カワセミが戻ってくれば、またシャカシャカ撮れると信じている。
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深度合成で花

2018/03/20 21:06
 D850には深度合成機能がある。カメラが、レンズのフォーカスリングを自動的に動かしながら何枚も撮影し、後で一枚に合成するというもの。いわゆる、パンフォーカスの画像が出来上がる。
 風景は試してみて、かなりうまく行ったと思う(前のブログに示した)。目の前から一番遠くまですべてにピントが合っている写真は、通常のカメラでは撮り得ないが、パンフォーカスの風景写真は、全体が引き締まって気持ちが良いものだった。

<パンフォーカス風景写真>
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 パンフォーカスの風景も面白いが、花を撮ってみることにした。通常撮る場合は、ボケを活かしてある部分にだけピントを合わせる。マクロレンズは最たるものだが、長めのレンズでも大きなボケ効果は得られる。標準レンズやワイドレンズはボケが小さく、パンフォーカスに近くなるが完全ではなく、逆に前後の背景も暈けずに画面に入ってしまい、うるさくなるという欠点がある。

 そこで、花だけに焦点を当て前後をしっかり暈すとどうなるか。フォーカスシフトで何枚も撮り、花にピントが合ったものだけを合成するとこれが得られるはずだ。
 まだ寒い中、セツブンソウが咲き始めたという情報で栃木に出かけた。本来なら全面が花でおおわれる筈の土手は、まだ数えるほどしか咲いてなかった。三脚を立て、寒さで手を痺れさせながらレンズを交換し、カメラを設定し、試し撮りし、何とか撮れた。


 <セツブンソウ>
花にピントが合った画像だけ合成。手前と遠くの枯れ草は暈けている。ただ、花と一緒に枯草にもピントが合って、うるさくなったのが難点か。花を浮かせた構図で撮るべきだった。
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 フォーカスシフト撮影で花を撮るには、できれば花だけにピントを合わせ、うるさい背景は暈したいものだ。その為には、空抜けの花が一番撮りやすいはずだ。そこで、今度は満開のサクランボの花を撮ってみた。

<サクランボ 単一撮影>
先ずは通常に撮った、ボケを効かせた写真。ボケ効果を出すために、あえて絞り開放(f2.8)で撮った。被写界深度が浅く、ほんの一部の花弁にしかピントが合っていない。
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<サクランボ 深度合成>
フォーカスシフトで撮影し、花びらにピントが合った写真30枚を合成した。すべての花弁にピントが合っている写真が得られた。奥の小枝はもちろん暈けたまま。
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 単一撮影と深度合成を比較すると、その違いは一目瞭然である。単一撮影は、レンズ特有のボケが出て、一方深度合成は、どの花にもピントが合っている。どちらがいいとか悪いとかではなく、見る側の感じ方がどうであるかだろう。

 人の眼は、見つめる一点しかピントが合わない。例えば上の単一撮影の花の写真の様に見えるはずだ。しかし、この写真では、ほかの花弁は暈けて見ることが出来ない。写真の撮り手が、見るポイントを押し付けている。
 ところが、深度合成写真は、すべての花弁にピントが合い、見る側が自由に好きな花弁を見ることが出来る。すなわち、深度合成写真は、あたかも本物の花がそこにあるのと同じで、見る側が見たい部分を見ることが出来るのだ。見る側に押し付けないことになる。こういう表現は、これまであまりなかったのではなかろうか。
 
 ある部分のすべて、ある範囲のすべてにピントを合わせるという、通常撮影では不可能な撮り方がフォーカスシフト撮影で出来るようになった。これは、見る側に対し、撮り手が見るポイントを強制するものでなく、あたらしい表現形式ではなかろうか。もっと色々試したいと思う。




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カワセミを撮る:最近失敗が多い

2018/03/07 20:50
 カワセミを投稿サイトにアップしている。一日一枚が目標だが意外ときつい。休む日もあるし撮れない日もある。そんな日はアップが途絶える。あくまで鮮度を保ちたいから、蔵出しはしたくない。

 今はダイブの瞬間(離水シーン)を目指しているが、最近になって失敗が増えた。しかもカワセミの出が悪く、最悪だ。
 ピントが合わなかったり、画像が荒れたりするのだ。撮り方に問題があるのだろうか。カメラ(D850)とレンズ(AF-S 300mmF4x1.4テレコン)の設定は前にも書いたが、以下にそのポイントをまとめる。
(1)AFロックオン(a3);敏感(1)+ランダム(左)
(2)半押しAFレンズ駆動(a8);OFF
   シャッターボタンAEロック(c1):ONする(半押し)  
   カスタムボタンの設定(f1):(AF-ONボタン)AF-ON
(3)レリーズモード:CH(連写モード)
(4)撮影モード:S(シャッター優先オート)
(5)測光モード:中央部重点測光、露出補正:適時適値
(6)ISO感度設定:64(オートなので、あくまで初期値)
(7)ISO感度自動設定:ON(最高値は25600) 
(8)AFモード:AFC
(9)AFエリアモード:グループエリアAF (Gr P)
(10)レンズ手振れ補正:常時ON

 撮り方は、簡単にまとめると、以下。
-1.三脚上で照準器を調整する
-2.露出のチェック(露出補正の+、-を調整)
-3.カワセミが止まり木に来たら、すぐにAF-ONボタンで合焦しておく
-4.試し撮りし白飛びなどをチェック
-5.いつ飛び出してもシャッター押せるよう待機する
-6.飛び出した瞬間に照準器で追いかけシャッターを押す(以後連写し続ける)
-7.カワセミが水に潜ったポイント(水しぶき)に照準しAFを押す(以後押し続ける)
-8.離水し飛んで行ったらシャッター、AFともに止める

 以上の撮り方には、問題が二つある。AFエリアモードと測光モードだ。
 カワセミが水に潜って水しぶきが上がったポイントでAFボタンを押すと、グループエリアAFにしているので、余程の照準位置が違わない限り合焦する(これがグループエリアAFのいい点だ)。カワセミが水から顔を出した時は、カメラはカワセミを合焦し続ける。ところがこの後カワセミは激しく羽を広げ、水を払い落とし飛び立とうとする。この瞬間、水滴が飛び散りカワセミは水滴の向こうになり、AFは手前の水滴に合焦する。カワセミはピンアマになってしまうのだ。ただし、水滴が少ない時や、カワセミが真横に飛んで水滴から離れるとAFはカワセミに合焦するが、こういうケースは稀である。

 この問題の解決方法はあるだろうか。AFエリアモードについては、ダイブの瞬間は合焦しやすいグループエリアで合焦させ、その後グループエリアは水滴を拾うので、ダイナミックAFの25点とか153点に切り替えれば、カワセミに合焦するはずだ。とは分かっているが、そのためにはAFボタンから一度親指を離し、中指でPvボタンを押して(グループエリアモードを設定している)再度AFボタンを押せばAFエリアモードを切り替えてAFし始める。もちろんこの間、シャッターは押し続ける。しかし、この一連の操作を一瞬に行う余裕が全くない。(注:最初からAFエリアをグループエリアに設定しておけばいいかもしれないが、25点にしろ153点にしろ、AF押したときにファインダー中央に合焦するので、カワセミを必ず中央に照準するのが前提だ。これが中々難しく、少しでも外れるとそちらに合焦し、ピンボケカワセミになってしまうのだ)

<ピンボケカワセミの例>
手前の水滴に合焦し、カワセミの頭や魚がピンアマになっている
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<合焦した例>
水しぶきが少なく、カワセミが横に飛んだのでうまく合焦した
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 もう一つは測光の問題。カワセミはどこにダイブするか分からない。問題は、日の当たる場所から日陰に飛んでダイブした時。なぜか知らないが、画像が荒れてきれいに写らないのだ。兎に角、カワセミに合わせて測光する様に中央部重点測光に設定しているが、残念ながら、照準してカワセミが中央に来るとは限らない。そうすると、画面中央(水面)を測光しISOがオートで決まるが、この辺りがおかしい様だ。例えばISO値が1000位なのに、非常に画像が荒れたりする。まるでISO20,000くらいで撮ったような画像なのだ。どうしてこうなるのか、防ぐ方法は無いのか分からないでいる。一度ニコンプラザにでも行って、聞きたいものだ。

<低ISOでの荒れ画像例>
敢えて分かりやすい様にピクセル等倍サイズに拡大トリミングしている
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 測光モードについてはどうすればよいか、よく分からない。カワセミがペアリングして頻繁に出てくるようになれば色々試せるが、しばらく我慢するしかない。ただ、これまでの経験からわかる事は、同じシャッタースピード優先(Sモード)の露出自動(ISOPオート)でも、シャッタースピード(SS)が遅い方が、画像はきれいになるという事だ。上の<低ISOでの荒れ画像例>の数分後に、SSを下げ、露出を0.7だけ上げて撮ったのが以下の写真。場所も時間もほぼ同じなのに、画像は全然荒れていない。

<荒れ画像の改善例>
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 これらの失敗に対して、一つだけ、試したい方法がある。それはISOオートを止め、マニュアルで撮ることだ。以前、ジャズホールで知人の演奏会の写真を撮ったことがある。照明少なく光量が足りない。しかしフラッシュを焚く訳には行かない。そこで明るいレンズの15-30mmF2.8ズームで撮る事にした。最初、露出モードをA(絞り優先オート)とし、ISOオートにして撮ったがうまく行かなかった。絞りを変えてもうまく行かない。ISOが高くなり、真っ白画面になり、全然解像しないのだ。そこで、M(マニュアル)にし、ISOとSSを色々変えて撮ってみたところ、適当なISO、SSの所でしっかり解像して撮れるようになった。設定は以下である。
焦点距離    30mm
手振れ補正    ON
フォーカスモード    AF-S
AFエリアモード    シングル
絞り    f/2.8
シャッタースピード(SS)   1/60
露出モード   マニュアル
測光モード   マルチパターン測光
ISO感度      ISO2000
フラッシュ       無し

 この時の失敗作は消してしまったため残っていない。上記の設定での作例を以下に示した。
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 今にして思えば、測光モードをマルチパターン測光にし、絞り優先オート+ISOオートという全自動モードにしたのでうまく行かなかったのだと思う。オートはオートでも中央重点測光にし、誰か演奏者で露出を決めればうまく行ったのではなかろうか。今は、カワセミで露出を決めるべく、中央部重点測光にしているが、残念ながらカワセミが中央に来るように上手く照準できないので、結局測光がおかしくなってしまっている。





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深度合成で風景

2018/02/08 18:11
 ニコンカメラD850には深度合成(フォーカスシフト撮影)とい機能がある。フォーカスを最近点から最遠点まで少しずつ変えながら撮影し、これらの画像を合成してすべてに焦点が合ったパンフォーカス画像を作成することが出来る。ただし、画像合成には外部ソフトが必要。
 この機能を、高速道路と高圧線鉄塔と階段で登る小山のある公園で試した。撮影は簡単だったが、外部ソフトで一寸手間取ったかな・・。
 レンズ:タムロンSP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025) -> 70mm
 カメラの設定:絞りf/8、ISO-250、SS 1/250秒

1.撮り方
・三脚にカメラをセットし、構図を決める。
・ライブビューを見ながら、最近点にピントを合わせる。
・カメラ設定、撮影
メニュー画面、静止画撮影メニュー、最後から2番目のフォーカスシフト撮影
撮影回数*  20回(多めに)
フォーカスステップ幅** 1
待機時間 0”
露出平均化 ON
   サイレント撮影 ON
撮影開始時の記録フォルダー 新規フォルダー作成
撮影開始 OKを押す(ピントが最近点になっている事を確認後、開始する)

 レンズは最近点の距離が決まっているのでそれより近くはピントが合わない、また遠くは∞でピントが合った後もレンズを繰り出せるようになっている。つまり、一番遠くでピントが合った後も、カメラはレンズが繰り出しできなくなるまで自動的に撮影を続け、レンズが回らなくなったところで停止するはずだ。
 今回は、最近点から撮影を開始し、20回に到達する前に最遠点に到達して13回で自動的に停止した。

*撮影回数:ステップ幅によって撮影回数を変える必要がある。ステップ幅を小さくした場合は撮影回数を大きくしないと、最遠点に到達する前に撮り終わる。実際に撮ってみて決めた方がよい。
**ステップ幅:この幅を決めると、使用レンズにおける最近点から最遠点までの撮影必要回数がおのずと決まるが、これは試してみないと分からない。レンズの被写界深度が浅いとステップ幅は小さくし、被写界深度が深ければステップ幅を大きく出来る。これは撮ってみないと分からないので、ここではステップ幅を1とし、撮影回数は20回とした。結果として最遠点の撮影が13枚目で自動終了して、うまいこと撮れた。

2.画像チェック
 1枚目(No.1)が最近点、2枚目がその次、の順に画像チェックし、最遠点にピントが合っている画像が何枚目か(ここではNo.9)をチェックする。
それ以後(N0.10~13)は、焦点距離が∞以上になり暈けるので、使えない。

1枚目の画像(No.1)
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2枚目の画像(No.2)
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ピントが合った最後の画像(No.9)
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最遠点のボケ画像(No.13)
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3.無料ソフト
 無料ソフトはいくつかある様だが、ここではCombineZMを使った。ダウンロードが少しややこしかったが、うまく行った(CombineZPはヴァージョンアップ版のようだが、サイトが怪しく、使うのを止めた)。
 ダウンロードサイト:http://combinezm.en.lo4d.com/
 Downloadをクリックすると、言語圏の選択が出てくるので米語を選んだ。
   --> LO4D.com US (3.47MB)をクリック
 以下、実行を押すと自動的にインストールされる。インストールされるとデスクトップにCZMのアイコンが表示される。
 パソコンのProgramフォルダーに>Alan Hadleyというフォルダーが作られるので、このフォルダー内に、処理する画像用のフォルダーを作成しておく(ここでは>Original JPEGとした)。フォルダー名は英語が必要で日本語だと作動しない様だ。また、デスクトップ内の一般フォルダーに保存しても、うまく行かないようだ。

4.画像の現像、保存
 RAW画像の場合はJpegに現像し、下記のフォルダーに保存した。画像サイズに制限があるようで、大きいと読み込まなかったので20MB以下にした。

>Program >Alan Hadley >Original JPEG(予め作っておいたフォルダー)
    Jpeg画像No.1からNo.9までを保存。

5.合成手順
 5-1.画像読み込み
  ・CZMをクリック起動
・File *Newをクリック
・「ファイルを開く」が出てくるので>Original JPEGのNo.1~No9を開く。
   No.1画像が表示され、読み込み終了。
 5-2.画像合成
・Macro -> Do Stackをクリック
・自動的に合成が開始し、終了すると合成画像が表示され、終了。
 5-3.画像保存
・終了したら、画像を保存する。外付けのメモリーにしか保存できないようなので、
 外付けメモリーチップを装着する。
・File -> Save Frame/Picture Asをクリック
     画像の精度を100%に指定する。
    画像名が表示されるが、好きなものに変えて、保存スタート。
・外付けメモリーに合成されたパンフォーカス画像が保存される。

 奥行きのある風景や標本などの全体にピントが合った画像を作成できる深度合成(ニコンカタログ)。電子シャッターを使用する「サイレント撮影」によってこのフォーカスシフト撮影を試した。合成ソフトには、無料のCombine ZMを使用。
 その結果、大変満足のいく写真が得られた。一番手前から一番遠くまで、すべてにピントが合っていて、しかも高画素機による高精細な画像は、初めて目にするもので、圧倒的である。慣れるととても簡単に合成でき、これから多用したいものだ。
(注記:添付画像サイズに制限があるため、本物の画像を貼り付けできなかった。詳細を示せないのが残念である)

合成画像(手前の芝生から奥の電線までピントが合っている)
画像
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カワセミを撮る:光/露出/AF調整

2018/02/02 12:22
 カワセミ撮りはゴルフと同じ、最初はボールに当たらない。散々叩いて、やっと飛ぶようになる。あるレベルに来るとスコアは伸びなくなる。普通のゴルファーはここで停滞だ。スイングフォームなど基本を見直す必要がある。そうしないと、これ以上は伸びない。
 カワセミを撮り始めて一年が経ち、何とか撮れるようになった。ラウンドスコア90〜100位か。まだまだシングルプレーヤーには程遠い。分からない事、解決すべき事が多すぎる。基本を見直さないと、これ以上のものは撮れないだろう。

 まずは光だ。光が強すぎるときれいに撮れない。白飛びと黒つぶれの同居だ。一方光が弱すぎると、何故かきれいに撮れないのだ。
 次が露出補正。一つの池でも明るい場所と暗い場所で露出を補正する必要がある。これを忘れて真っ黒になったり、真っ白になったり・・。
 動くカワセミにはAF機能を使うが、これがまた難しい。画面中央に照準できないのは腕の所為だが、中央に照準できてもピンボケになることがあるのだ。
 ここでは、この辺りの事を考えてみる。
[設定条件(D850):シャッタースピード優先、絞りは解放、ISOはオート、AF-C、グループエリアAF、親指AF。レリーズボタンAFはOFF]

1.光
 光が強過ぎる場合、光と影の両方をきれいに写すには、今のカメラのセンサーはそこまでダイナミックレンジが広くない? あるいは、センサーはしっかりキャッチできるが、一枚の画像上に表現する術がないのかもしれない(ワンショット画像を、明部を抑え暗部を引き上げて表示する技術が未だない?)。これができるのは人間の眼だけである。あるいは複数枚の多重露出画像を重ね合わせるしかない。また白飛びや黒つぶれは、ある程度は現像ソフトでリカバリーできるが限界がある。結局は明部と暗部のどっちかを犠牲にして、あらかじめ露出を設定して撮るしかないという事か・・。

失敗例(陰のリカバリー限界、目が見えない)
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リカバリー例(陰をリカバリー、何とかキャッチアイが見えた)
画像


 一方光が弱い場合はディジタルカメラの独壇場かもしれない。どんなに弱い光量でも、センサーが読み取る。例えば夜空の星などは、フィルム時代に比べはるかに楽になったはずだ。花や紅葉も、日の光が程々の方が色調豊かに撮れるはずだ。三脚を使って、あるいは手振れ補正を利用して、長秒露出や低速SSでしっかり撮ることが出来る。
 所がカワセミの場合は話が違う。カワセミは動きもののためある程度以上の高速SSで撮るしかない。しかし、曇りなど中途半端な光量では何故かきれいに撮れない。ピンボケになり易く、解像度も低下し易い。ISOが上がり、センサーの高感度時の機能が低下するという事だろうか。こうなると可能な限りSSを下げ(1/800~1/500位)ISOを稼ぐしかない。しかし低速SSの場合、ブレが出やすい(キャッチアイが線になったり・・)。低速SSの流し撮りこそ究極の技だ。結局は腕を磨くしかないという事か。

失敗例(曇り日にカワセミ条件で撮ったアカハラ、解像悪く全体ぼけ気味)
画像

成功例(曇り日に、何故か綺麗に撮れた)
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2.露出補正
 左側水面は順光、右側水面は空が映り逆光状態の場合、左は−0.3、右は+0.7など露出補正するとうまく撮れる。しかし、設定を戻し忘れて反対側で撮ると真っ白になったり真っ黒に写ったりする。現像時にリカバリーできるが完ぺきではない。これをカバーするには、カワセミを中央に照準して、測光モードを中央部重点測光か中央一点のスポット測光に設定すれば、中央のカワセミだけの露出で撮影できる筈。しかし、これは中央に照準するのが前提で至難の業だ、腕を磨くしかないか。
 こういった場合、なぜ今の高級カメラは自動化できないのだろう。撮りたいのは小さなカワセミだ。カメラがヒトの眼を認識できるぐらいだからカワセミの色や形を記憶するくらい訳ないだろう。カワセミを記憶し、ファインダー内のカワセミにAFし、カワセミを測光し、カワセミだけきれいに撮ることが出来れば、一気に問題が解決するのだが・・。恐らくどこかのメーカーが、きっとこれを成し遂げてくれると信じている。あるいは、第三国の軍用目的などに悪用されるかもしれないので、一般カメラには使わないという事?

3.AFの使い方
 止まり物のピント合わせは苦労しないが、飛び物は難しい。飛び物の場合1.カワセミがファインダー中央に来るよう照準し、2.AFボタンでカワセミに合焦させ、3.シャッターボタンを押す(連写開始)。この三つの動作を行う必要がある。カワセミが横に飛ぶ場合など、これらの操作で流し撮り出来るが、ダイビング時にしぶきが上がるとうまく行かない。
 
 今D850を使っているが、AFエリアモードは、ある程度の広がりで簡単に合焦してくれるのでグループエリアAFに設定している。しかし水しぶきが上がると手前の水滴に合焦し、奥のカワセミはボケてしまう。グループエリアAFはエリア内の手前の水滴に合焦し易い。

 解決策としてAFエリアモードを切り替えればよい。ダイブポイントに親指AF(グループエリアAF)でピントを合わせ、しぶきを上げたらPvボタン(予めシングルポイントAFとかダイナミックAF9点とかに設定)を中指で押して切り替える。その瞬間にカメラは画面中央のオブジェクトに合焦させる。離水時にカワセミが画面中央に来れば、散乱する水滴でなく中央のカワセミに合掌するはずだ*。しかしこの場合、親指AF、シャッターボタン、中指Pvボタン、それに照準という合計四つの動作を瞬時に行う事になる。年寄りにはいかに難しい操作であるか、ご年配には容易類推のはずです(年寄りは二つ以上の同時作業は無理)。私には、カワセミを中央に正確に照準できない為に、まだうまく出来ません。

*注 画面中央にカワセミを照準することが容易に出来るなら、グループエリアAFでなく、最初から親指AFにシングルポイントAFなどを設定しておけばPv操作は不要。ただし、ダイナミックAFは、最初のAFは中央一点である。その後は、各ポイントがAF計算し、どこに合焦するか、迷う可能性もある。

失敗例(水滴の奥の方がピンアマ)
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成功例(水滴の奥の魚にジャスピン)
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カワセミを撮る:本当に素晴らしい写真

2018/01/17 18:30
 ほとんど毎日カワセミを撮っている。最近の目標はダイブシーン、それも魚咥えた離水シーンだ。水面めがけて急降下するのも、止まり木に上昇するのも撮らない。ただの流し撮りも魅力を感じなくなった。兎に角ダイブの瞬間に集中する。また、一回のダイブで何十枚もシャッター切らない、おそらく1秒間か2秒間だ。一枚の素晴らしいショットが欲しいのだ。本当に素晴らしい写真は一週間に一枚撮れるかどうか、だ。

 ここでいう「本当に素晴らしい写真」とは、第一にダイナミックであること。カワセミの動きが激しく、躍動的であることだ。水玉がまとわりつき、水しぶきが激しく飛び散って美しいこと。
 第二は、カワセミの顔が見えて目がはっきり写って、出来ればキャッチライトが欲しい。魚を咥えているのは当然で、出来れば目玉やうろこが欲しい。
 第三の条件はシャープでクリアな事。嘴から目玉、頭にしっかりピントが合って、ガチピンの画像。嘴や目の周りがシャープに写っていること。お腹の毛や背中の羽の一本一本は写るべくもないが、べったりした糊状でなく、それなりに羽らしく写っているとありがたい。
 第四の条件は色。背中の青とお腹の赤が、バランスよくきれいに出ていること。
 そして最後の第五の条件は、背景。うるさくなく綺麗なこと。草むらとか岸辺とか写り込んでも良いが、カワセミを邪魔しないことだ。
 これだけの条件を満たす画像は、滅多に撮れるものではない。以下はその画像。
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(1/14/2018)

画像
(1/12/2018)

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(1/4/2018)

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(12/30/2017)

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(12/26/2017)

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(12/19/2017)

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(12/11/2017)


 1年前に撮り始めたころは、カワセミが飛び出せばシャッターを押した。全然写真にはならないが数打てば当たる式だ。背景がうるさかろうと、カワセミの姿勢が悪かろうと、ピントを合わせるのに必死だった。
 そこそこ撮れるようになると、ピントは合っても画像に満足いかなくなった。とにかく何となくしかピントが合わないのだ。ピントは合っているはずが、カワセミのお腹の毛や背中の羽がべったりとした糊状に写っているし、咥えた魚が白い丸棒にしか写らないのだ。いろいろ苦労した末、これは解像度が悪いのだと気が付いた。結局、ズームレンズを単焦点レンズに変えたら一気に解決した。圧倒的な解像度はニコン300mmF4の単焦点レンズで簡単に得られるようになった。
 単焦点レンズで、いわゆる「カリカリの画像」が撮れるようになると、今度はピント合わせのAF性能に優れたカメラが欲しくなった。当時AF追随の素晴らしいミラーレスカメラが出ていたが、目が悪いので液晶ビューファインダーにどうしても馴染めなかった。老眼乱視ではEVFは無理だ。折しも去年秋、ニコンから新カメラD850が発売され、カワセミも風景も撮りたく、これに決めた。理由は、先々大砲レンズは買えないだろうこと、であればAPSC並みにクロップ(トリミング)しても素晴らしい解像が得られるカメラが欲しい、という事で超高画素数のD850に決めた。その判断は的中した。300mmに1.4倍テレコンをつけ420mmで撮った画像をAPSCのD500並み1.5倍に拡大すると、おそらくD500よりはるかにきれいに撮れているのではないか。投稿サイトの作例でD500と比較すると、確実にD850がきれいに撮れているように思っている。これはつまり1.5倍の600mm並みのレンズで撮っているのに等しいのだ。であればこれ以上のレンズの買い増しは必要ないし、レンズ沼に引きずり込まれることもないはずだ。

 ニコンD850とニコン単焦点レンズ300oF4に1.4テレコンつけて使っているが、カワセミ撮りが完全に一変した。それまではとにかく素早いAF機能が欲しかった。所がD850を使い始めると、カワセミにピントを合わせるのが当たり前に出来るようになった。しかも、撮れる画像がすばらしい。もちろん、何時でも素晴らしいのが撮れるわけではなく、未だまだ使いこなす腕が無い。ただ、光が良く、背景も良く、カワセミが上手く演技をしてくれると、素晴らしい写真を容易に手に入れる事が出来る。というより、機材が素晴らしく写してくれるのだ。
 そうなると、AF追随はカメラとレンズがやってくれる、あとは如何に素晴らしい写真を撮るか、だ。上記の「素晴らしい写真の条件」は、D850を使うようになってからの話だ。ボーグのような超カリカリの画像は望めないが、今はそれなりに解像してくれる。偏に単焦点レンズと、カメラの高画素数のお陰と思っている。
 
 他のカメラマンがどれほどの写真を撮っているのか、ネットの投稿サイトなどを見て想像するしかないが、今は自分の撮れる写真に大満足している。これ以上は望まない。これ以上というのは、今の機材で撮れるレベル以上という事。恐らく、カメラの解像度は最高レベルのはずだ。AF性能は十分満足している。秒速コマ数も7枚で十分。出来れば補助機材追加で秒9コマも魅力的だが、今は我慢。あとはレンズだが、もう少し長いのがあればもっと遠くを撮れるだろう。しかし420mmで撮れる距離で我慢できる、これで十分だ。

 今は、一週間に一枚くらいのペースで五つの条件を満たす写真が撮れている。さて、これからはどんなカワセミを目指そうか。今の池は、クラブがあって自主運営されている。クラブに入ると月一回のボランティア活動(草刈りや掃除)、それに年に三回ほどの展示会。展示会は魅力的だが、メンバーの皆さんは大砲レンズだ、高々300mmでお仲間入りするのに気が引けている。さて、どうしたものか・・。
 
上記五条件を外したものの、それなりの写真例
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(1/6/2018)

画像
(12/26/2017)


 去年野鳥撮りを始め、その後カワセミにのめり込み、野鳥撮りはあまり魅力を感じなくなった。しかし、これまで通り、まだまだカワセミ以外に花や風景は撮っていきたい。この4月の展示会にはカワセミ3点で行くつもりだ。どういうのを、どうプリントして出すか、何となく頭に纏まりつつある。今のD850の性能をフルに発揮した画像にしたい。楽しみでもある。




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老鳥のさえずり 2018年更新

2018/01/03 19:28
 これまでのブログを整理して半年が過ぎ、2018年が明けた。この間、幾つか投稿したが写真についての記事だけ。他に書きたいことはあったが、書く気になれなかったし、アップして公開する気になれなかった。そもそもブログは、自分の思考を整理するためだった。しかし最近、考えることはあっても整理し纏めるほどの事は無いのだ。また人様にさらけ出すほどの内容でなくなってきた事もある。

 ただ一年を振り返りこれからを見つめるということは大事だろう。ブログのPDCAという訳だ。

 アリゾナのホームページは手つかず、昔のままだ。今更読んでくれる人は居ないだろうし、リタイアして迷っていた心の整理の役目も十分果たしてくれた。早く消却しないと。
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 化学工学の執筆も、これも手つかず。これまで書き溜めたことに対し、少し考えが変わってきた。そろそろ見直した方がよさそうだ。また、若い頃に従事した新規化学プロセス開発での苦労のエッセンスを書き留めたいという気もある。そろそろ着手したい。

 肝心のゴルフ。カメラばっかりで、もう2年近くクラブを握っていない。カメラでは運動にならない、健康のためにもクラブを少し振ったほうが良い。という事で昨年暮れから月に数回、打ちっぱなしに行くことにした。残念ながら飛距離が2割以上落ちている。老化による筋力低下と、クラブを振っていないことによる筋肉の劣化の所為だろう。まあ、振り始めれば少しは戻るはずだ。年賀状に、ゴルフしようと書いてきた人が何人も居た。ありがたいことだ、少しは期待に応えないと。


 写真については、この1年、ほとんど毎日カメラを持って出かけた。ほとんどがカワセミ撮りだ。おかげでこの1年で飛びもダイブもほとんど撮れるようになった。この4月の美術クラブの展示会には、カワセミの写真を3点出すつもりだ。ただし、カワセミを撮れるようにはなったが、それが、ひと様に褒めてもらえるかどうかは甚だ疑問ではあるが。
 写真の投稿サイトはいくつか整理して今はGANREFと500PXだけ。投稿にかかわる時間が少々かかりすぎる、そろそろ考え時だろう。
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 最後にこのブログをどうするか。支離滅裂でもよい、取り留めなくあれこれ書いてみたいものだ、と先に書いたが、この半年に書いたのはカワセミの事だけ。また来年になってただ1年を振り返るだけ、というのは止めたいものだ。何か難しいテーマでも探してあれこれ考え、書き綴りたい。恐らく化学工学の執筆を始めたら、沢山命題が出てくるだろう。

 さらにもう一つ。今年は、何か新しいテーマを一つくらい探したいものだ。どういうものかは分からない、しかし何か新しいもの。楽しみながら考えだしたい。




概説 物理化学 第2版
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阪上 信次

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さあ、今年は何撮ろうか?!

2018/01/01 19:33
 平成30年、西暦2018年が明けた。写真を始めて2年、カワセミを始めて1年が経つ。少しは上手くなったろうか・・。

 何を撮るか、どう撮るか、未だに難しい。今年は何か新しいものも撮りたい気がする。夜の銀河なんて最高だろう。一番難しいのがどう撮るか、だ。カワセミは、しっかりピントが合って、色がきれいであれば合格。次に構図や背景だ。この一年で何とかカワセミを撮れる様になったが、さて写真としてはどうだろうか。

 いよいよ4月には恒例の展示会、カワセミを3点出したい。一年分の撮り貯めをチェックした。シャープでクリアな画像は増えたが、ダイブや飛翔シーンなど何かが足りない気がする。要するに、撮れた写真に魅力はあるだろうか・・。一生懸命追尾してダイブシーンを追い求めてきたが、何気なく撮った止まり木のカワセミの方が魅力に見えないでもない。
 これは困った、果たして3点あるだろうか・・。カワセミを知る人と、カワセミに縁のない人では評価が違う。我が女房殿は、かわいいカワセミしか認めてくれない。片や、カワセミ撮り仲間は、写真に撮るのが難しいシーンを素晴らしいと言う。一年で撮ったカワセミの中から夏、秋、冬の三景にふさわしい画像を、と思うのだが、対象観客をどういう人に絞ろうか、大いに悩ましい。


 去年を振り返ると、風景用のカメラD610と、望遠ズーム150-600oで始めた。光量が多いと結構シャープでクリアな画像も撮れた。
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 そこそこ撮れるようになると不満が出た。どうしても単焦点レンズの解像にはかなわない。そこで、ニコンの単焦点レンズ300of4にテレコン1.4をつけ420mmで使い始めた。この圧倒的解像度には驚かされた。
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 さらにカメラも更新した。ニコンが満を持して開発したD850が発売され、これにした。単焦点の切れと高画素センサーにより、これまでと全く違う圧倒的高解像度の写真が撮れるようになった(写真は解像を見るため大きくトリミングしたもの)。デジタルらしからぬ色つやも、これまた素晴らしい。
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 いよいよ年が明け、カメラもレンズも新しくなった。さて、今年は何を撮ろうか。カワセミは、一年間は必死に撮ると決めたが、そろそろ一年が経つ。不可能と思ったダイブや飛びも撮れるようになった。しかしまだまだ未到達の領域もある。超低速SSでのホバリングや流し撮りはまだまだ奥は深い。初夏には雛が生まれるが、それまではカワセミ撮りを続けようか。そうしながら風景や花に磨きをかけないと。カワセミ撮りはスポーツと思うが、風景や花はスポーツとは違う、もっと本質的な技が必要だ。いよいよ難しくなる。

 いよいよ4月には展示会だが、さらにはその次の来年の展示会用も撮り始めないと。実に忙しい。しかし趣味の写真だ、これまで通りに先ずは楽しもうではないか。







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カワセミを撮る:機材設定と撮り方

2017/12/08 09:26
 今年野鳥を撮り始め、間もなく一年になる。機材は風景用フルサイズカメラ(ニコンD610)にタムロンの超望遠ズームレンズ(150-600mm)。三脚は使わず手持ちで撮った。一か月もしない内にもっと頻繁に撮りたくなり、カワセミを撮ろうと決めた。不足する機材は早速カメラ量販店に行き、頑丈な三脚と雲台を揃えた。
 
 最初の内は止まりのカワセミを撮るのがやっとで、ダイブや飛びなど夢のまた夢。カワセミ撮りはスポーツだ、ゴルフと似ている。最初はボールに当たらない。当たってもどこに飛んでいくか・・。カワセミ撮りも飛んでいるカワセミをファインダーに収めること自体が難しいし、ましてやピントを合わせるなんて至難の業だ。青い塊しか写ってなかったり、尻尾だけだったり。

 何事も練習すれば上手くなれる。悩み、苦労しながら毎日撮り続けたら、最近になって何とかまともに撮れるようになってきた。ゴルフで言えば、最初150くらいが100を切るようになった所だろうか。こうなると目指すはパープレーのシングルクラスだ。

 この辺で、我流のカワセミ撮りを纏めてみようと思う。あくまで素人の私見だ、人様に合うかどうか分からない。以下、カワセミ撮りについての機材、撮り方についてまとめた。画像処理については別途纏めたい。

1.カメラ・レンズ

【元機材】
カメラ:ニコンのフルサイズ機D610
レンズ:タムロンの新型ズームレンズ150-600mm -> ニコンの単焦点300oF4
 機材に求める性能は、シャープでクリアな、解像度の高い画像が撮れる事(機材に求めるのではなく、自分の技術力を磨くべきだが)。D610+ズームレンズのセットは、距離が近く光量が豊富な場合は素晴らしい画像が撮れる。しかし失敗も多く、もっと合格率高く撮りたくなった。そんな折、ソニーから全画面AF機能のα9が売り出され、横で仲間がバシバシ撮りだした。一方ニコンからは新規なフルサイズ機D850が出るとの噂が出た。元々カワセミ以外にも風景や花も撮りたい、総合的に考え高解像度が期待できるD850に更新する事にした。機材は、D850に単焦点300mmF4.0、それに1.4倍テレコンを付けたセットだ。D850が発売されるまでには時間がある。先ず、新しい単焦点レンズを購入した。

<D610+ズームレンズで>
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<D610+単焦点レンズで>
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【新機材】
新カメラ:ニコンのフルサイズ機D850
新レンズ:ニコンの単焦点レンズ300oF4x1.4倍テレコン
 単焦点レンズと新カメラで撮れる写真は驚くほど改善されたが、今はまだ、それを使いこなす己の技術を磨く必要性を痛感している所だ。

<D850+単焦点レンズで>
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「D850+300oF4の設定」
(1)AFロックオン(a3);敏感(1)+ランダム(左)
 敏感と鈍感と色々試したがよく分からない。連写中に一度ピンが外れると中々戻らないのは「鈍感」側の所為と考え「敏感」側に変えている。
(2)半押しAFレンズ駆動(a8);OFF
   シャッターボタンAEロック(c1):ONする(半押し)  
   カスタムボタンの設定(f1):(AF-ONボタン)AF-ON
 半押しAFレンズ駆動をONにしていると、飛び出しの瞬間に慌ててシャッター押すとファインダー中央の背景にピンが行ってしまう(これを防ぐには、飛び出す前からカワセミに合焦して半押しし続ける必要があるが、カワセミは何時飛び出すか分からず、この間ずっと半押しを続けるのは苦痛)。その為に、半押しAF駆動をOFFにし、AFは親指AF−ONボタンだけで行う。一旦止まりのカワセミにAFして、後は連写を待機するだけ。連写開始時かその後の適時にAF-ONボタンを押せばよい(後記)。
(3)レリーズモード:CH(連写モード)
(4)撮影モード:S(シャッター優先オート)
 絞りは解放、ISOは自動(後記)、シャッタースピードだけを自分で決める。光量が多く(晴れ)、日当たり良ければ1/3200とか1/4000の高速SSにし、曇りで日陰など光量少ない場合はISOを稼ぐために1/800や1/500などの低速SSに変えているが、これ以外に手は無いのか、模索中だ。
 ただ、絞りも変えたい、SSも自分で指定したい、となるとマニュアルモードに変えるしかない。究極はマニュアルモードかもしれないが、まだ試したことが無い。
(5)露出補正:適時適値 
 トップライトや逆光では白飛びが起き易いので、露出を-0.3〜-2.0などに設定。止まりに来たカワセミを試し撮りして補正レベルを設定する。また、止まり木とダイブポイントが日向と日陰など光量に差がある場合、写したいダイブポイントに合わせた露出に設定しておく。例えば、止まり木の光と、ダイブポイントの水面の光が違う場合は、止まり木と水面の露出をチェックし水面の露出に合わせておく(カワセミに照準してISO値をチェック(シャッター半押し)し、次に水面に照準してISOをチェックすると、ISOは大幅に変わるのが分かる)。例えば日陰の止まり木の露出(±0)で、空が映った水面でのダイブを撮るとカワセミは真っ黒になる。この水面は逆光条件なので、露出を+2.0くらいにすると、ダイブの瞬間は、カワセミがきれいに撮れるはずだ。
(6)ISO感度設定:64や100(オートにするので、あくまで初期値)
(7)ISO感度自動設定:ON(最高値は25600に設定している) 
 カメラの適正露光は、レンズの絞り(f値)とシャッタースピード(SS)とISOの三要素で決まる。ここで、レンズのf値は解放絞りにしている。SSは光の状況などを観てその時々に手動で設定するので、ISOはカメラ任せ(自動)にする。いわゆるISOオートである。非常に明るいレンズ(f2.8)の場合、被写界深度が浅くフォーカスに苦労するらしいが、この場合は、マニュアル(M)モードにして絞りを数段上げ、f8とかで上手くいくのではなかろうか。経験ないので分からない。
(8)AFモード:AFC
(9)AFエリアモード:グループエリアAF (Gr P)
 ゾーン153点とか3Dとかいろいろ試したが、ダイブの瞬間の食いつきはグループエリアが圧倒的に高い。カワセミのダイブ撮りにベストなモードは何か、まだ分からない。

2.レンズについて

(1)焦点距離について
 カワセミが通常飛んでくる止まり木は、カメラポイントから近かったり遠かったり、フィールドにより違うだろう。この距離により、望遠レンズの適正焦点距離は決まるだろう。我がカワセミ池は二か所あり、北の池は止まり木が遠く600mm以上は欲しい。南の池は、近い止まり木は400mmくらいでないと近すぎて追尾が難しい。
 タムロンズーム150-600mmの場合、近くに来たときは短くして撮っていた。光量が十分で、近い距離の場合はD610とタムロンズームの組み合わせで、クリアでシャープな画像を撮る事が出来た

 しかし、好条件の日ばかりではない。そこで、まずレンズを単焦点に変えることにした。ニコンの新タイプ(FP)300oF4.0に変え、1.4倍テレコンをつけた。これで420oF5.6となり、カメラのAFがフル機能するF値(5.6以下)にマッチする。
 単焦点に変えて、キレキレの画像に驚いた。カワセミを撮るには、F5.6以下にしないと、カメラとレンズのAF機能はフルに働かない。例えばF2.8の望遠レンズは2倍テレコンまで可能で、F4.0のレンズは1.4倍テレコンまでが可能だ。f2.8の明るい望遠レンズの機動性メリットがここにあるといえる。

(2)手振れ補正VRの設定について
 カワセミを撮る場合、殆どが三脚を使用する。手振れ補正を使うかどうか気にかかるが、本当のところどんな具合かよく分からない。カメラやレンズによって変わるだろうが、今は以下の基準で考えている。
SSが速い(1/2000〜)時はVRはOFFにする(面倒くさくてONのままの場合も)
SSが遅い(1/1000より遅い)時はVRはON(通常モード)にする
 光量少なくISOを下げたいとき(曇りとか夕方)、SSを1/500とかに下げてISOをカバーしているが、それでも画像は荒れるし頭などぶれやすい(ピントが合いにくい)ようだ。こういう時こそ、三脚使いでも手ぶれ補正をONにした方がうまく撮れるような気がする。メーカ取説には細かいことは書いてないが、あくまでも経験的な基準である。

<SS1/500 VR-ON>
画像


3.三脚の選び方

 カワセミを撮るには、動くカワセミにピントが合っている(合焦している)のは絶対条件である。低速SSで羽のブレを出すのと、手ぶれ、カメラブレで頭や目がぶれているのは全く違う。手振れ、カメラブレを防ぐにはどうするか。手振れを無くすには、三脚は絶対使った方が良い。三脚で手ぶれが減るのは勿論だが、カワセミの飛び立ちを長時間待つのに、一脚や三脚は大いに助かる。
 従い、三脚はカメラにブレを起こさない、頑丈なものが必要だ。カメラとレンズの総重量の2倍以上の耐荷重三脚が必要だろう。ただ、頑丈な三脚にセットしても手ぶれは発生する。カメラ自身のシャッターブレだ。ミラーレスの場合は、カメラを手で押したときのブレがあるかもしれないし、ミラー式の場合は、ミラーとシャッターの動きでセンサーが微妙に振動している可能性がある。
 基本的にカメラとレンズは完全固定はされていない。微振動が起きている可能性がある。カメラ自身の振動を防止するには、レンズとカメラを一体固定する冶具を使う。カメラとレンズが一体化することで重くて剛直になり、センサーへの振動を抑える事が出来る。これは、高解像カメラほど有効な手段で、かなりの改善になるはずだが、これも根拠はない、私見である。

4.雲台の選び方

 カワセミに限らず、野鳥撮りはカメラが縦横無尽に動く必要がある。もともとカメラ雲台はフィルム時代に、カメラを完全固定して撮るためのものだったのではないか。一方、新しく生まれたビデオは、動くものを撮る機材だ。そのビデオを固定する雲台は、まさしく、動き回る野鳥撮影には最適だろう。
 ビデオ雲台選びでの注意点は、耐荷重のほかに、カウンターバランスも考慮する必要がある。重い機材の場合、カメラから手を離すと、お辞儀してしまう可能性がある。
 

5・副機材:照準器(DOT SIGHT EE-1)

 飛び回るカワセミ撮りには、照準器は無くてはならない機材だ。ファインダーだけ覗いて撮る人もいるが、飛び込みポイントがよく分かっていないとできないベテランの技だ。照準器を正しく調整し、後は照準器を見てカワセミを追尾し、カメラを信じてシャッターを押すだけ。

6.撮り方
 以下に、カワセミの撮り方をまとめた。ここに書いたカワセミダイブの撮り方は、あくまでも初心者がたどり着いた我流である。まだまだ改善して、技術を高める必要があると思う。

-1.三脚にカメラを乗せ、照準器をよく来る止まり木で合わせる(照準器とカメラの設定は、距離により上下位置が変わるので、撮りたい距離で合わせる必要がある)
-2.適当な場所を試し撮りし、露出が適正かチャック(露出補正の+、-を合わせる)。
-3.カワセミが止まり木に来たら、すぐにAF-ONボタンで合焦しておく。
-4.万一のため、試し撮りし白飛びなどをチェックし露出を補正した方が良い。
 晴れ +0.3〜+2.0
 曇り -0.3〜-2.0
 プレビュー画面で白飛び、色飽和、黒つぶれを見て調整。

-5.何時飛び出してもいい様に、照準器で構え、待機する。
 大体こういう待機の状態が10分から長いときは30分以上続く。慣れてくると飛び出す気配が分かるようになるので、飛び出しそうになったら構えて待機する。
 魚を探して水面を覗き、今にも飛び出しそうになる。通常嘴が向いた方向に飛び出すので、心構えをしておく。
飛び出しからずっと連写したい場合は別だが、ダイブだけを撮りたい時はカワセミ(止まり木)と水面(ダイブポイント)の中間辺りに照準して待ち伏せする時もある。あるいは、ダイブポイントが予測できるなら、最初からその位置に照準して待ち伏せする事もある。動くカワセミに、どのくらい忠実に照準できるかどうかで、これらの方法は変わるだろう。
 いずれにしても、動くカワセミがファインダー中央に来るように追尾することが肝心である。中央に持ってこないとカワセミに焦点を合わせるのが難しくなり、ピンボケばっかり撮る事になる。

-6.飛び出した瞬間に照準器で追いかけ、カメラ中央にカワセミを照準しながらシャッター押す(連写)。その後、何時AFボタンを押すかだが、今はカワセミが水に潜ったポイントに照準し、AFを押す。ダイブして水しぶきが上がった後にAFを押すと、水しぶきに合焦して前ピンになってしまうので、ダイブの瞬間がいい様だ。
その後連写を続け、AFも押し続けるが、その前に、カワセミを照準器で追尾し続けることが大事。
 万一、ダイブの瞬間が取れなくてもダイブ後のカワセミに照準し、AFボタンを押して連写を始めると、魚を咥えたカワセミの飛翔を撮る事が出来る。
 なお、止まり木を飛び出し、水面に到達して飛び込みまでの画像はあまり撮らない。水面い嘴を突入する瞬間も撮っては見たいが、今はダイブの瞬間に集中している。飛び込みまでを撮るうまい方法は、研究してないのでよく分からない。

-7.ただの飛び立ちの時は、素早くカワセミを画面中央に照準し、シャッターボタンとAFボタンを押す。

 最初のうちは、カワセミを中央に持ってくるのが難しくてAFエリアモードをダイナミック153や3Dにしていた。しかし、合うべき時にピントが外れたりすることが多かった。今は何とか画面中央に照準できるようになり、グループエリアにしたら合焦率が飛躍的に向上した。今はこれがベストの方法と思う。

 とにかく、難しいのは-5.の飛びだしの瞬間キャッチと、-6.と-7.のカメラ中央部にカワセミを追尾照準すること。もう一つ難しいのは、AFボタンの押し方。押しっぱなしにしたり、何度か押したり・・。結果を見て修正するが、咄嗟の行動なので中々難しい。
 以上、カワセミの撮り方についてまとめたが、これはド素人がたったの一年でたどり着いたもの、まだまだ発展途上にある。腕が向上したら、また改訂したい。
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カワセミを撮る:北のママ、南のママ

2017/10/29 12:17
 通い続けた池のカワセミが居なくなった。高齢で体力が落ち、猛禽(ツミ)に追跡された事もある。老衰死か、ツミに捕まったか、姿を見せなくなった。今やペットロス状態だ。たかがカワセミに、と思われそうだがカワセミを撮った事のない人には理解できないだろう。

 カワセミが飛んでくると、カメラマンは一斉にファインダーを覗き始める。お腹の羽毛などが一本一本見えるほどに拡大されたカワセミを見つめ続ける。よそ見すると、飛んでしまってシャッターチャンスを失う。じっと待てないようでは、カワセミは撮れないのだ。
<飛んで来たカワセミ>
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<葉陰で休みモードで動きそうにないカワセミ>
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 一日累積2時間以上も見続ければ、それは上出来だ。それだけ頻繁に出てくるという事。逆に、5時間も待ってカワセミ見るのがたったの10分だけの日もあるけど。
 
 カワセミを見つめていると、個体の性別、ファミリー内の位置づけ(父、母、幼鳥)、また性格も見えてくるし飛びの違いも分かる。止まる位置も違う、親鳥は我々の目の前まで来てくれるが、幼鳥は警戒心強く、どこに止まるか、どこにダイブするか予測できない。この辺りを知っていないと、うまく撮れない。
<目の前でダイブする南のママ>
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<遠くでダイブする南の一番子お嬢>
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 5月までは北の池に張り付き、6月からは南の池にも通うようになり、二つのファミリーを追い続けて来た。投稿サイト(GANREF)にブログ調に紹介してきた。大阪の新地に引っ掛けて北のママ、南のママというわけだ。
 北のママが居なくなって、信じたくなかったが、諦めた。投稿サイトには追悼の写真もアップした。毎日の様に見ていたカワセミが居なくなると、完全にペットロス状態だ。しばらく、北の池には行く気がしない。
<最後に撮った北のママ>
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カワセミを撮る:新機材で撮る

2017/09/27 15:11
 カワセミを撮って8か月が過ぎようとしている。カワセミの面白さは、その芸にある。ダイビングや水浴び、求愛給餌や交尾、さらには争いなど、いろんな芸を見せてくれる。この芸をいかにしっかり撮るか(撮れるか)が、カワセミ撮りの醍醐味だ。以下は、撮り始めのころの画像。
ダイブシーン
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水浴びシーン
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求愛給餌シーン
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交尾シーン
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 それなりの機材を揃え、腕を磨かないとカワセミは撮れない。かなりの練習(訓練?)、つまり“技”が必要だ。そういう意味で、カワセミ撮りはスポーツだ。切磋琢磨しないと相応の結果が出てこない。
 この半年のあいだ、ほぼ毎日通った。その結果、何とか撮れるようになった。失敗率は高いが、始めたころに比べ雲泥の差である。

 機材は、カワセミ撮りには不向きな風景用のフルサイズ機、ニコンD610。レンズもメーカー単焦点に比べればAF(オートフォーカス)機能に劣るズームレンズ、タムロン150-600(新型)だ。連写に劣り、AFが遅く、なかなかうまく撮れない。これが却って良かったかもしれない。練習に励み、カメラの設定や機材セッティングを工夫し、半年過ぎるころから、やっと解像度の高いシャープでクリアな画像を撮れるようになった。目標とした「機材の最高性能を引き出す」ことはほぼ成功といえる。以下の写真は、撮り始めに比べ、かなり良くなっていることが分かるはずだ(と、自惚れです)。

給餌シーン
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飛翔
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ぶら下がり(給餌)
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水しぶき
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 解像度があがってきたら、何となく不満が高まった。もっと高解像に、もっと効率よく撮りたい。そうなると、新機材しかない。まるで見透かしたように素晴らしい機材が出てきた。ソニーの連写20コマ、トコトンAFが追尾するα9が発売され、ニコンの超高画素機D850が噂され始めた。いろいろ考えた末、「たくさん撮れるα9」でなく「数は少なくても高解像のD850」に決めた。

 新機材D850はさすがに素晴らしい。ついでに、レンズを単焦点のAF-S300mmF4にした効果もあるが、AFの食いつきはもちろん、何よりも高画素ゆえの解像度が素晴らしい。かなりトリミングしても、十分の解像が得られる。以下は、元画像と、解像をチェックするために一部を拡大トリミングした画像である。
元画像
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解像チェック用トリミング
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元画像
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解像チェック用トリミング
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 新機材になって困ったことが一つ。GANREFなどに投稿しているが、投稿する壁が高くなった。これまでは、多少ピンアマでも出していたが、いい加減なものが出せなくなった。鮮度良くがモットーで、蔵出しはしたくない。おかげで一日一枚のアップが辛いときがある。何とか続けたいが、さてさて・・。


 来年1月でカワセミ撮り始めて一年が経つ。このままカワセミを続けるか、考え時だ。
その前に、そろそろ紅葉シーズンが始める。去年は苦労したが、今年はどういう紅葉を撮ろうか。機材も変わったし、レンズも増えた、楽しみだ。





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カワセミを撮る:どんな写真が素晴らしい?

2017/09/05 15:23
 カワセミを撮り始めて半年以上経つ。お蔭で給餌や交尾や雛など、色々撮れた。撮り方も進歩した。ダイブや流し撮りなど夢だったが、今は、少しは撮れるようになった。
<撮り始めのころ>
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 これが、カワセミの初撮り。たまたま出会い、三脚なしの手撮りで。恥ずかしながら日の丸構図だ。ピントはしっかり合っている。

<最近>
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 以上は、つい最近撮ったもの。上の写真は、岩場でくつろぐママカワセミ。上空のカラスに身構えている。下は、強い逆光条件で撮ったエンジェルポーズ。木の葉を入れ、あえて定石に無い構図に。

 好きでカワセミを撮っているが、実は大事な目標がある。毎年春に展示会があり写真を出展しなければならない。今年は初出展で、風景と花とカワセミの三点を出した。来年は、三点ともカワセミにしようと考えている。だからカワセミのいい作品が欲しいのだ。

<今年の出展品>公園の三景(サイズ:A3ノビ)
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秋景色

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夏景色

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冬景色

 よく覚えていないが、珍しさもあってか、カワセミは好評だった気がする。そもそも、風景や花を撮るのは苦手だ。撮り方が分からない。感性がないのだろう。磨けば育つものだろうか・・。

 毎日カワセミを撮り続け、成功率は高まったが写真が上手くなった訳ではない。しっかりピントを合わせる、適正露出で撮るなど、うまく撮れるようにはなっているが、本当にいい写真と言えるだろうか。
<しっかりピントの合ったカワセミ>
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<ピンボケのカワセミ>
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 そもそも、カワセミの何を撮りたいか、どの様に撮りたいか? 珍しいシーンだけがいいとは思わない。普通のシーン(止まりや飛翔など)でも、しっかりピントが合い、美しい色で撮れると、ただそれだけで美しいし、いいと思う。でも、来年の展示会の事を考えると、自分だけが納得するのではなく、皆さんに評価してもらえるカワセミを撮りたい。来訪者は、余りカワセミに慣れていない人たちだ。
 最近、カワセミ撮りの常連さん達の写真展を見た。力作ぞろいだが、ある観客の一言が気にかかった。この写真、よく分からないね、と。ダイブして大きな水を被ったカワセミの画像だ。カワセミを撮っていると、こういうのをしっかり撮るのが難しく、私は素晴らしい作品だと思う。しかし、普通の人から見れば、これは何だ? と思うののも分からないでもない。
 こうやって考えると、いったいカワセミの何を撮るか、どう撮るか、非常に気にかかるところだ。


 結局は、深く考えず自分の気持ちに忠実に行くしかない。つまり、ピント、解像度、色、光、すがた格好、難しいけどこれだね。この半年で、カワセミを7万ショットは撮ったろうか。この中に、選べば3点くらいあるだろう。もちろん、これから撮るのにいいのが出て来るはずだし、そのつもりだ。
 
 カワセミの何を撮るか、どう撮るか、まずは一生懸命撮っていれば、そのうち答えが出るだろう。

<こんな写真かな?>
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宙づり

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求愛給餌

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ダイブシーン

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アートな?
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カワセミを撮る:SSで遊んでみる

2017/06/30 12:42
 カワセミを撮り始めて半年が経つ。最初は全然写らなかったカワセミも、練習のおかげでずいぶん撮れるようになった。練習すれば撮れる、まさにカワセミ撮りはスポーツである。この間、いろんなことが見えてきた。いい写真*を撮りたいが、腕と機材に限界があるのも分かっている。いまは、機材の持てる性能の限界**を引き出すのが目標。一日撮って、機材性能限界で撮れた画像が何枚あるか・・、最近増えてきた気がする。もっと増えてほしいが、腕を磨くしかない。今のところ、機材性能については、新しい機材は考えないことにしようと思うが、さてさて***。

*注:いい写真とは?
 私が言うカワセミのいい写真とは、ピントがしっかり 合っているのが大前提、ピンが甘いのは削除だ。次には光(or 色)の具合が良く、そして背景がきれいなこと。もちろん、カワセミのポーズが一番重要であるが、これは当然だろう。止まりと飛びの両方があるが、特にはこだわらない。今、一番撮りたいのは、カワセミがダイブして、魚をくわえて鎌首を持ち上げるシーンだが、残念ながら今の腕では、まだまだだね。
 
**注:機材の性能とは?
 カメラの場合はAFの速さと精度。そしてトリミングしても十分に解像のある画像(センサー性能)。そういう意味ではフルサイズに限るだろうな。高感度(ISO)でも荒れない画像、きれいに補正してくれる画像も重要。
 カメラ以上に影響するのがレンズ。焦点距離は600mm以上は欲しい。一番重要なのは解像度、次にAF性能。手振れ補正は、三脚使うので不要。大きくトリミングしてもしっかり解像度の出るレンズ、動き回るカワセミを一瞬にとらえるAF性能。また、レンズの明るさを表すf値は、人はこだわるが私はあまりこだわらない。というより、どんなに暗いf値でも、しっかりAFが効いてくれることが大事だ。これらは、どれもカメラとあいまった性能であるが、レンズは入り口、カメラは出口みたいなものだ。
 今は風景用カメラ+ズームレンズを使っているが、フラッグシップ機+単焦点大砲レンズにはとてもかなわない。しかし、高級機を使って下手に撮った写真より、はるかにいい写真が撮れていると自負してる。

***注:新しい機材
 最近、距離がある場合や暗い場合に、飛びのカワセミのAF精度が極度に悪い。べたピンにならず、ボケるのだ。しっかりピントが合っている、と思っても何となくぼんやりしている。
 最近出たソニーのα9と新レンズの組み合わせで仲間が横で撮っていて、カワセミが画面にさえ入ればピタッとピンが合っているのが気にかかる。これこそ究極のカワセミ用だ。また、ニコンのD850も気にかかる。本気で考えたくなっている。
(追記:カワセミをしっかり追跡し、画面の中央に持ってくることができれば、ぴったりピントは合うし、今の機材でも素晴らしい画像が得られる。結局は腕。道具の所為にしてはいけないね。)



 最近、カワセミペアの求愛給餌や交尾が続く。ダイブシーンを撮りたいのだがオス君はよそから餌を持ってくるし、メスさんが時折採餌するだけ。あとは何回も水浴びを繰り返す。いつもはSS1/1600位で撮っているが、この際遅くして「頭はベタピン、羽根はブレブレ」を撮ってみたくなった。カワセミの動体ブレがどうなるだろうか。

 先ず離水シーン。
1/100はまるでイルカみたいになった。面白いけれど、いくら何でも・・。
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1/500はピンボケの作例しか無い。しっかりピント合わせられるのだろうか。1/500は難しそうだ。
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1/800〜1/1600辺りが丁度いいかも。
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1/2000になると、頭はブレていないが水しぶきも動きが止まってしまい面白くない。
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結局1/800〜1/1600位がよさそうだが、もっと遅いSSで撮り貯めすると、もっと面白いのが撮れるかもしれない。


 次に飛翔シーン。
1/100は諦めて(本当はトライすべきだろうが・・)、1/500は羽がブレブレ。下手すると羽根先端が消えてしまう。動きが見えて面白い。
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1/800は羽はそこそこだが、動き次第ではどうだろうか。
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いつもの1/1600。この辺りが一番順当な気がする。
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1/2500は、ほとんど動きが止まって見える。きれいな飛翔図にはなるが、動きの感覚はどうだろうか。
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もっと高速SSにしても、1/3200程度ではほとんど変わらない。
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 1/4000以上の高速で撮ったガラス細工のように固まった画像は元より撮る気が無い(というより、今の機材では無理なのです・・。ほんとは撮りたいんですけどね)。


 最終的にはA3サイズ程度にプリントしても見栄えのある、迫力のあるカワセミを撮りたい。傑作シーンを作ってくれるのはあくまでカワセミだが、撮り手側としては、SSの設定を最善にするなど、機材の性能を限界まで出し切りたいものだ。
 来年の展示会には、カワセミ3点セットで出したいが、さていかがなものでしょうか。
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老鳥のさえずり  2017年更新

2017/06/25 16:37
 2011年に65歳で退職したが、6年が経とうとしている。あれこれ忙しかった。外ではゴルフのスウィング改造に夢中になり、家ではホームページを作りブログも書いた。大きな出来事では、東京の家を手放し九州に越したが、見通しがついて又舞い戻った。そして今、ここ一年以上は写真に夢中だ。

 そろそろ、この6年を振り返り今後の事を考える時期だ。
 先ずはブログ。日々の雑事をブログに書き留めてきたが、心の整理やいろいろ考えるのにずいぶん役に立った。これまでの記事を全てリセットしよう。なお、参照が多かったゴルフのスイング記事は、暫く残しておこう。自分と同じく、悩める人達の為に。

 アリゾナを書いたホームページもそろそろ考えたい。アリゾナで奮闘した苦労も、公の部分は書けない、プライベート面を書けば収まりが着くと思ったが、十分果たせた。一昨年アリゾナを訪問して、昔とはずいぶん変わってきた様だ。そろそろホームページも閉店にしよう。

 化学工学の執筆は、基礎編が終わり、応用編で頓挫している。この際、基礎編を見直し、読んで面白い本に仕上げたいものだ。応用編は諦めようか・・。

 肝心のゴルフ。スイング改造し、100以上は叩かなくなったが、年齢による劣化の所為か、90を切る事も減ってきた。しかも、この一年以上は、カメラばっかりでクラブを握っていない。三重も大阪も親睦ゴルフはこの一年お休みだ。さてさて、こればっかりは悩ましい。どうしたものか・・。

 写真についてはまだまだ修行中だ。いくつかサイトに投稿しているが、これもそろそろ考え時だろう。もっと別の道を考えないと。今年の展示会は初出展で何とかなったが、来年の3点をどうするか・・。

 そして、このブログをどうするか。そもそもこのブログは、自分の考え事を書いてまとめる為に始めたもの。そういう意味では、十分役目を果たしてくれた。できれば今後も活用したい。ただ、つい系統立てて書きたがるが、そんなのは止めよう。支離滅裂でもよい、取り留めなくあれこれ書いてみたいものだ。
 
 まあ、暫く考えてみたい。
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ゴルフスイングの極意 脱力スイングに到達

2013/12/23 15:23
(先に同じ内容で書いたが、もっと見えてきたので纏めのつもりで書きました)


  アラセブンになり今さらではあるがパットの打ち方を変えようと思い立った。更にはドライバーからショートアイアンに到る全てのスイングを改造することにした。
 すべて我流で、ネットや本で調べ練習場に通いビデオに撮って解析しノートに纏めて改善を繰り返し、いつの間にか半年が経過した。先ずは両腕の肘を曲げないとか、腰を回転させず肩だけスイングする(体幹だけでねじる)とかスイングの基本から始めた。最初はあちこちに力を入れ力みまくってスイングしていたが、どういうスイングをすべきかだけは開眼する事ができた。



 こうして、調子が良い時はほぼ完ぺきに球が飛ぶようになったが何故だか時折、飛球にムラが出る。腕は真っ直ぐ伸ばす、オーバースイングしない、腰では無く肩でスイングする等の開眼した通りの基本を守っても、何故かボールが言う事を聞かない時があるのだ。練習場に通いビデオに撮り、考える内に遂に「不安定」の原因が分かった。
 ボールがまともに飛ばないのは先ずはスイングの軸が振れていること、もう一つは腕や肩に力が入り過ぎて、スイング軌道にムラが出ている事が分かった。最終的には、無駄な力を抜いて純粋にヘッドの重さだけで振れば軸の振れも無くなり、スイング軌道も一定に収まり、ボールは素直にまっすぐ飛ぶと言う事が分かったのだ。本やプロの言葉に「アマチュアはスイングに力を入れ過ぎる」と言うのがあるが、それである。



 この様にして会得したゴルフスイングの極意は、軸を振れさせない、クラブヘッドの重さで振る、ということだ。それは、完全なる「脱力スイング」によって実現できる。不思議なことに、パターもアイアンも、そしてウッドもドライバーもすべて「脱力してスイング」と言う点だ。
 詳しく言えば、アドレスして腰から下はどっしり構える、ある意味腰から下はそれなりに踏ん張り力を入れる。そしてクラブの長さに応じて前かがみになった状態で、上半身を完全脱力するのだ。アドレスして両足を踏ん張って、背筋がまっすぐ伸びる様に背筋にはそれなりに力を入れ、両方の肩と腕の力を抜いてだらりとぶら下げる。「完全に」脱力するのだ。そう言う状態でクラブのグリップを掴むのである。先ず右手で軽くクラブを握り、左手をぶらぶらさせたあとその位置で左手をグリップする。左肘に曲がりは無くまっすぐ伸ばした状態だ。
 この時グリップの強さはひよこの羽を掴む程の弱いグリップ。次に右腕をぶらぶらさせ、少し右肘を脇に付け肘は少し曲がった状態で横からそっと添える感じでグリップする。当然ながらグリップはスクエアグリップであれストロンググリップであれ形を正しく作ること。グリップの形が正確でないと何をやっても上手く行かない。
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 この時のスタンスの状態は、肩は飛球線方向を向き、少し右肩が落ち、頭は地面に垂直の状態(右に傾けてはいけない)、そして上半身は完全に脱力した状態にある。顔(目線)はボールの右後方に置く。ほんの気持ちだけワッグルした後、テークバックを始める。飛球線後方へゆっくりと(超ゆっくりした速さでないといけない)バックし始める。頭では脱力する事以外は考えない。なお、テークバックしてクラブヘッドが目線の位置に来たら、目線をボールに戻す事が大事。
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 スイング、即ちswingという言葉に回転すると言う意味は全くない。振り子の様に一定軌道を往復するのがスイングである。つまり、クラブをグリップした両腕と肩の三角形は、両肩の中央の頸椎を中心にして地面に垂直な面上で左右に振り子運動するべきなのだ。従って、テークバックでは両腕は飛球線に平行に真っ直ぐに右へ引いて行く。この時クラブの軌道は、ちょうどグリップが腰の高さに来た時にクラブシャフトが飛球線と平行な状態になる様にテークバックする。するとクラブフェースは斜め下方向を向いている。
 付言すれば、テークバックの時、頭も体も位置を変えない。あくまでも体はアドレスの状態を保ち、スイング軸を動かさない。ベストなスイングでは、頭はアドレス以後全然動いていない。
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 腰の高さ以後はテークバックの延長をなぞるだけ。左腕の肘を真っ直ぐに保ったまま右腕はたたみ込み、左肩でクラブを押し上げる。左肩があごの下に来た時点でそれ以上スイング出来なくなる。クラブは左手親指に乗り、右手で出前持ちする形になる。腰(右足)はグッと捻じれを我慢した状態。クラブは飛球線方向を向く。これがトップである。この間、ずっと腕もグリップも力を入れていない。それによってクラブの重さだけでスイングできるのだ。
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 トップの少し前に切り返しを始める。右脇を締め、クラブをボール方向に引きずり下ろす。右足で蹴る為に腰は少し左へ移動するが、腰を回転する気持ちは無い。あくまでも、アドレスの状態に戻して体の正面でボールを打つ気持ちだ。この間ずっと腕に力は入れない。インパクトでは腰は少し開き、グリップはアドレスの位置よりも少し左方向に先行しレートヒットになる。インパクトの瞬間に、ひとりでに右腕やグリップに力が入るが、意識してはいけない。なお、インパクトの瞬間は、ボールをしっかり見ないといけない。インパクトを見ることで方向性が安定化するのだ。
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 ここから後のフォロースルーが、自分の場合まだ完全になっていない。自分のスイングを見るとインパクトの後、小さなスイング軌道で収まってしまう。プロのスイングではインパクトの後、腕と体の間に大きなスペースが出来て右腕が大きく飛球線方向に伸び、その反動でクラブは大きく弧を描いて左肩の上を通り過ぎる。ビデオを見て改善しようと思うのだが、どうもこのフォロースルーが上手く行かない。まだ練習が必要だ。
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 と言う事で、フォロースルーは今一だが、脱力スイングによってほぼ完ぺきにボールが真っ直ぐに飛ぶ様になった。フルスイングや8分のスイング、ハーフスイング、更には3割スイングなど、何番目のクラブで、どの位飛ぶかも大体決まるので、アプローチもほぼ完ぺきに上手く行く。すべて完璧である。プロ級だ(!?)。



 しかし、コースに出るとプロの様には行かない。ティーショットで林やラフに打ち込んだり、アプローチはバンカーに入れたりグリーンオーバーしたりする。パッティングも同じだ。一体何故だろう?

 ほぼスイングの奥義を極めたつもりだ。こうやって打てば確実に飛ぶ、と言うのは分かった。しかし、コースでは景色が違う。コース設計者が考えた罠が待ち構える。更には足場が傾いていたり、ボールの状態もいい時ばかりではない。そんな時についつい凡人の煩悩が湧きおこる。ここに打ちたい、とか、飛ばしたい、とかグリーン真ん中に乗せたいとか、一発でカップインさせたいとか欲望の塊になってしまうのだ。

 そうすればどうなるか。下半身のどっしり構えが無くなってふらつき、眼は何処を見ているか彷徨い、上半身は脱力どころか肩にも腕にも微妙に力が入ってしまう。そして何よりもスイングのリズムが狂ってしまうのだ。そうやって完全脱力スイングが出来る筈がない。インパクトはおかしくなり方向も飛距離もめちゃくちゃだ。



 スイングの奥義を会得したつもりになって何度も本コースに出た。その度にスコアは乱れた。煩悩が湧きおこるのだ。ゴルフの練習をするより、禅寺にでも入って仏道修行した方がよっぽどましかと思った位だ。しかし、ここに来てやっと解脱できたように思う。練習場に行って準備運動をした後、先ず本番のつもり、真剣勝負でドライバーを1発打つ。次いでユーティリティー1発、5番アイアン1発、以後7番、8番、9番、アプローチを1発ずつ打つ。そして最後は8番やアプローチで70ヤード、50ヤード、30ヤードのアプローチショットを打つ。こうやって体が柔らかくなっていない、本コースの朝一番と同じ状態で、何発を正確に打てるかをチェックする。最近は10発10中で真っ直ぐ正確に打てるようになった。これまでは無かったことだ。



 囲碁、将棋の極致はミス、即ち敗着を打たないことだ。ゴルフも同じで、ミスショットさえ無ければしっかりパーを取れる筈。1ラウンド90回前後のヒットで、如何にミスヒットを減らすか、つまり、如何に完全脱力を実行出来るか、これが今の自分にとってスコアメークのカギである。12月のラウンドは、お陰でスコアが98,96、そして91とだんだんと改善して来た。いよいよ明後日、今年最後のラウンドだ。果たして90を切れるだろうか、楽しみである。

追記)年納めのゴルフは茨城のおかだいらゴルフリンクス。天気もメンバーも言う事無しの好条件だった。ロングで9を叩くなど乱れもあったが、ほぼ70%の確立で奥義のスイングができた。スコアは87だった。いよいよ来年は、残り30%のミスヒットの確率を如何にゼロに近づけるかだ。楽しみである。
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一番ホール
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同伴メンバー




Waggle (ワッグル) 2010年 12月号 [雑誌]
実業之日本社

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「今更のスイング」でやっと開眼

2013/09/18 15:24
 これまで全て我流でやってきた。何度開眼しただろう。分かったつもりになっても結局また元に戻るのだ。自分の様な下手なアマチュアゴルファーの開眼なんてそんなもんだろう。



 この歳になって今更ながらであるが、スイング改善を思い立った。なかなかスコアが安定せず、その大本の原因が我流のスイングにあると思ったのだ。もっと美しいスイングにしないと駄目だろう、その為にはゼロから改善しないと駄目だ、と思い切って改善に挑戦することにした。

 そして、6月に改善を始めた。ビデオを使い、映像を見ながら結果をノートにメモし、次の課題へとつなぐ。しかし、さんざん練習を重ねているのに(何とか改善の兆しは見えるのだが)どうもしっくりこない。3ヶ月経ってもどうしても破れない壁があった。スイング軌道である。



 練習場で、通路側にビデカメラを置く。打席の右手真横(後ろ?)から映す。映像ではスイングのバック、ダウン、フォローの3つが理想的には一つの円板になる筈で、クラブヘッドはバックで“↖”方向、ダウンで“↘”方向、ヒット後は“↖”方向になって、“╲”と言う一本線に重なって見える筈だ。
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 しかし自分の映像では、バックスイングはフラットになり、ダウンスイングはアウトサイドインになり、フォロースルーは左後ろに引けている。丁度、&の文字を書いている様なものだった。しかも少しスエーしている。これでは方向も飛距離も安定するはずがない。



 何故インサイドアウトに振れないのか、何故一つの円にならないのか。ネットで調べ、散々試したがなかなか改善出来なかった。

 そして台風18号の中、やる事無くてビデオを見ていてやっと気がついた。遂に開眼したのだ!
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台風の雨の下で開眼(開花)!

 これまで、バックスイング始動時に肩と腕と体幹を一体化して動かすべきと思っていた。体幹を回転するためにクラブヘッドは右後ろ方向に低く移行するのだ。バックスイングはフラットになる。トップの切り返しではその反動で右肩が入りアウトサイドインになる。そして、ヒット後のフォロースルーは左後ろへ引けてしまう。こうしてビデオ映像では軌道は“&”の形に見えるのだ。真上から見た場合を想像すると、ウィングの中心軸がボール位置より左方向にずれている。典型的アウトサイドイン軌道だ。



 開眼ポイントはこの「始動の間違い」とトップでの「切り返しの間違い」だった。始動で体幹を回す事でその後のすべてのスイングを駄目にしていたのだ。開眼した新しい始動(テークバック)は、
 頭〜体幹〜腰を動かさないで、肩と両腕の三角形だけを動かしてテークバックする。
 腰の高さまで両腕、グリップを飛球線と平行に右方向へ直線的に引いて行く(ここが一番の開眼ポイント)。
 体幹を回転せずにテークバックすれば、クラブヘッドは独りでに円軌道を描く。
 グリップとクラブが腰の高さに来た時に、クラブは飛球線と平行になりフェースは斜め下方向を向く。
 以後は、クラブの円軌道を保ちながら延長し、左肩で主導してトップまで押し上げる。
 腰の高さ辺りからコックし始め、左腕は伸ばしたまま右腕をたたみ、トップではシャフトは左手親指に乗る。
 腰の回転(引け)を極力我慢する、トップで腰は45度位引ける筈(これまでは90度近く回っていた)。


 この様にバックスイングでは肩を回転するだけで、体幹を回さない(と言う気持ちで振る)。トップでは右腰が少し後ろに引けた状態で、頭はアドレスの時のままで位置は全然動かない筈だ。そして腰と肩の間の体幹に最大のねじれが生まれエネルギーが蓄えられる(これまでは腰を回転させ、両足で回転のねじれを吸収していた)。



 もう一つの開眼ポイントはトップの切り返しである。これまでは体幹を回してバックスイングしていたので、それを修正する切り返しになって、アウトサイドインになっていた。新しい切り返しは、
 トップに入る寸前に、切り返し動作に入る、
 切り返しは右肘の右脇へのたたみこみと右足の蹴り、
 右脇へのたたみこみで、クラブを一気にボール方向へ引き下ろす(以上は今まで通り)。
 開眼ポイント:今まで右脇腹に肘を当てていたのを、脇腹ではなくもっと前の臍に近い方に肘をたたむ。
          右ひじで右わき腹を左に押し、同時に右足で蹴り、腰を左方向に押す。
 別の言い方をすれば、右ひじと右足で身体を「くの字」に押し曲げる感じ(腰は回転させない)。
 ヒットにかけて腰を開くが、今まで以上に思い切って開く気持ちで。


 これまでは切り返しで右ひじを右わき腹にたたむと言うよりは、右肩を前に突き出しアウトサイドにクラブが下りていた。それに対し開眼ポイントでは、右ひじと右足の蹴りで腰を左に押す事で肩が回転せず、クラブは独りでにインサイドに下りるのだ。これに気がつくのに時間がかかってしまった。
 なお、フェースは常に軌道にスクウェアな気持ちでヒットする(自分は右手によるフェース切り返しはしない)。
 ヒット後のフォロースルーは、テークバックのグリップとクラブの軌道と対称形になる。
 
 こうして独りでにレートヒットになり、腰は開き、きれいなフォロースルーとなるはずだ。この腰の開き(回転)を「腰のキレ」というらしく、これまでキレが少なかったようだ。
 この間、テークバックからトップ、切り返し、ヒットまで、ボールの有った場所から目を外さないこと。同じくスイング中は、前傾姿勢を崩さない事、これも重要だ。




 以上が運動能力のないアマチュアゴルファーが会得した開眼ウイングの詳細である。新しい開眼スイングの要は、バックスイングで蓄えられる捻じれエネルギーの改善である。これまでは体幹を回したため捻じれを両足で吸収していた。その為両足の微妙な動きに影響され方向も飛距離も安定しなかったのだ。開眼スイングでは足腰を固定して体幹を捩じるため、土台が安定したままであり、より安定したヒットになるはずである。



 台風が過ぎ去った雨雲の下で、この肩の回転と腰の切れという二つの開眼ポイントを素振りで試してみた。なかなか難しいけれど、いやあ何だか調子いい。まるでプロのスイングみたいに格好良さそうだ。クラブヘッドは一つの円板軌道を通り、レートヒットとなり、フォロースルーも高くなる。素振りでは上手く行く予感が出来た。



 早速に翌朝、台風一過の快晴のもと練習場へ行った。先ず、開眼スイングを何度も素振りする。肩だけの始動とダウン時の腰の開きだ。振っている内に、何となく一つの円板に入っているように思える。そしていよいよボールを打ってみた。素晴らしい打感だ。ナイスショット!(ただし、右足の蹴りはなかなか難しいが)



 開眼後の三日間の練習でのビデオ映像チェックすると、まだ完全ではないが、これまでと比べ改善されている様だ。 
 他にもスイングのチェックポイントが二つある。クラブがヒット後に腰の高さに来た時に、一つ目はお尻が見えるかどうか、二つ目はグリップエンドが見えるかどうかだ。ビデオではちゃんとお尻が見え、腰は30°くらい開いている(プロは45°位)。又、グリップエンドは、プロの場合は丸見えだが自分の場合は腹の後ろに隠れている(ここは不完全)。



 嬉しい事に、開眼スイングでは飛距離も伸びている様だ。いや待て待て、喜ぶのはまだ早い、安心はできない。更には、数10ヤードから80ヤードくらいのコントロールショットがこれまでのスウィングと違い何となく実感がつかめない。



 いよいよ今週末はコンペである。戸塚で思う通りのスコアにならなかった。今度のコンペは開眼から1週間も経たないが、それでも何とか上手く行きそうな予感がする。クラブはもうゴルフ場に送ってしまった。あとは本番待つのみ。



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今さらのパターの打ち方

2013/03/18 16:52
 40年以上も昔に新入社員でゴルフを始めた。若かったし直ぐに90台を出すに到ったが諸事情でゴルフを中断した。40歳を過ぎ、医者に説教され運動の為にと再開した。しかし本気で始めたのは11年前で、仕事でゴルフをする立場になった時だ。この際本気でうまくなろうと一念発起し週1000発打つ事にした。お陰で百獣(110)の王だったのが直ぐに90を切りオフィシャルハンデ20を貰った。



 何しろゴルフが大好きである。ゴルフとは深いつながりだが、残念ながら生涯ベスグロは80台後半で中々上手くなれないでいる。この歳になってもまだフォームは美しくなければと努力中だ。しかし素人とは言え所詮は練習だ、玉数打てばきちんと結果は出てくる。距離はそこそこでも方向性や距離感はだんだんと狙えるようになって来る筈だ。
 とは言え、実はこれまでずっと悩んでいる事がある。パッティングである。ドライバーもアイアンも、アプローチも練習すればそれなりに打てるようになるのに、パターだけが言う事を聞かない。調子良い時と悪い時のムラがあり過ぎる。簡単にスリーパットが出るのだ。



 パッティングの原則は、1)打つべき方向を見定め、2)どの強さで打つかだろう。プロは、勾配や芝目や転がり易さからラインを読み、カップインするに必要な打出し方向と打つ強さを決める事が出来るが、ラインを読むのは難しいし、仮に読んでもいざ打つと強さが間違っている。これではラインを読むどころでは無い。
 何事にも直ぐに凝る性質で、極めたいと思う。とことんやる性格だ。しかし、これだけゴルフをやってもパッティングにだけは全く自信が無いのだ。



 と言う事でここ数日、花粉がひどくて部屋に籠っているついでに原点に戻りもう一度パッティングを調べてみた。パターの打ち方、スウィングの仕方。本も持っているが、ウェッブに有るわあるわ、ウジャウジャ有る。
 まことに恥ずかしい話であるが、今回初めて自分のパッティングが本質から外れていたことに気がついた。完全に間違っていた様だ。これまで本では読んだが、スウィング(打ち方)の本質を理解していなかった様だ。



 ボールの位置を左目の真下に置くのは間違ってなかったが、打ち方、スウィングが全く基本から外れていた。これまではグリップは普通のオーバーラッピングにしていた為にどうも方向性が暴れる。その為左手の握る力を強めたり、両手の脇を締めすぎたり、益々おかしい方向にずれて行った。またスウィングはライン上に引いてライン上に打ち出すと言うのは気持ちでは守っていたが、グリップとスウィングが正当でない為にいざ打つと完全に手打ちになるという間違ったやり方だった。



 部屋でマットを広げ、180cmの距離から5cmホールに5連発で入るように練習したが、間違った打ち方でもしつこくやれば入る様にはなる。しかし翌日やると全く入らない。止む無くまた打ち方を工夫して5連発を目指す。
一体どうしてだろうと悩んだ。ドライバーやアイアンは前の日にうまく行けば翌日もうまく行くものだが、パターだけは全く違うのだ。ついつい道具の所為にし、これまで買ったパターの本数はドライバーの本数の何倍にもなる。去年はScotty Cameronを買い、これが最後のパターと思っていたが、数カ月で自信をなくしてしまった。



 早速に調べた基本通りの練習をして見た。これは良さそうだ。今の段階で納得した自分流の正しいパターの打ち方を、忘れないように纏めておこう。

1)ボールの位置、グリップの位置、スタンス
 ボールは左目の真下。
 パターのシャフトにオフセットがある場合と無い場合にボールの位置を半個分ほど動かすべきかどうかは分からないが、それは無視してボールは左目下、もしくはパターヘッドを両眼の真下に来るようにしている。
 クラブにはライ角があるが、今は関係なくクラブ(グリップ)が体幹中心に向くようにしている。
 体重は両足均等かやや左足に。
 顔は地面と平行になるよう顎を引くと言う人が多いが、高みからスムーズに全体が見れる程度に頭をかしげる程度でよさそうだ。
 とにかく下半身だけで立つ感覚になり、上半身と両腕、肩の力をすっかり抜いてグリップし、ボールを良く睨みつけることだ。

2)グリップ
 
 最初に腰から下をどっしりとさせ、上半身の力を抜き両手をぶらりと下げて楽にさせてからグリップする。
 まず左手でグリップし、右手を軽く添え、左手人差し指を右手中指、薬指の上に乗せる。
 両親指はグリップの真上。
 ここでグリップは軽く握り、感覚的にはパターヘッドの重さを感じながらスウィングすれば、程良い力となる。
 右手は軽く添えるだけと言うのがポイント。
 きちんとフェースを合わせても、バックからヒットするときに微妙にフェースが動く時が有る。その為に、ヒット時のパターフェイスの暴れを止める為にグリップを固定する必要がある。具体的には、最後に左右グリップをほんの少し絞り、クラブのフェースが芝やボールに当たってもぶれない様にグリップを固定することが大事である。

3)スウィング
 スタンスを取って左目線の真下にボールが来るようにしてお尻を突き出し前かがみになる。このとき右、左に体を曲げない。
 パターを構え、両腕をだらりと下げ、力を抜いて腕を曲げ左手をグリップする。
 肩を水平にしたまま右手をグリップする。首も傾げない事。
 両腕と肩の作る五角形の形を維持しながら肩を回転(上下動)させるだけでスウィングする。つまり体幹や腰の回転はさせない。
 バックスウィングからフォロースルーの間、パターフェイスは常にラインと直角であり、ターゲット方向を向いている事。バックとフォロースルーの距離はほぼ同じになるよう心掛ける(が、実際はフォロースルーが少し長くなる)。
 なお、テークバックは超ゆっくりに始動し、切り返しで一瞬止める感覚で。こうすることで、大脳の指令が筋肉に届くようになる。
 心持だが両腕の脇を締める気持ちが必要かもしれない。

4)距離感
 距離はストローク幅でコントロールする。
 ホールまでの距離を歩測し、平坦地では1歩あたり3〜7cmのスウィング幅にする。
 人口マットは4cm位。実際のグリーンでは登りは7cm、下りは3cm等状況で判断すればよい。
 スタート前の練習グリーンで、歩数とストロークは場の関係をつかんでおく事。
 これに慣れると、完全に距離をコントロールできるようになる。



 以上、4)以外のの1)から3)までは全部今までと違う。もっとも大きな修正はグリップとスウィングだ。この打ち方に変えてScotty CameronとOdysseyとWOSSの3本のパターで打つと3本とも非常に打感良く打てるようにはなったが、中でもジャンボ尾崎の肝いりのWOSSが距離、方向とも、もっとも正確に打ちやすいみたいだ。11年前に購入したパターで、初めて90を切り、オフィシャルハンデ20を貰った時のパターだ。


 その後練習していたら、その内にScotty Cameronのグリップ部分の曲がりが両手で握ったときに非常におさまりがよいことが分かった。しかも方向性、距離感ともに優れている。こうなるとWOSSかCameronか迷うばかりである。



 今までは手打ちしていた様で、正しくは手を使わず肩の上下動回転だけで打つと言うのがどうも体に馴じまず容易ではない。しかし、PGAツァー等を見ていると皆さんきれいに肩だけしか動いていない。後は練習して慣れるしかない。
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 来週コースに出るので、正当な打ち方であの幻のベリリウムカッパーWOSS MO-03 33か名器Scotty Vameronか、どちらかに決めて納得いくパッティングをしたい。さて、どうなるだろうか。
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